木の葉でマーク? 同伴者のマークが邪魔なときは? マークに関するルールクイズ、あなたは何問正解できる?

ゴルフのルールは、「基本的にはOKだけど、この場合はNG」というように細かいものが多く、覚えきれないもの。今回は、マークに関するルールをクイズ形式でご紹介。全問正解すれば、ゴルフ上級者間違いなし!? ぜひチャレンジしてくださいね。

イメージ画像/Adobe stock 

「ゴルフルールクイズ」過去の問題にチャレンジ!

【問1】マーカーがない…! 近くに落ちてた木の葉っぱでマークしたけど、いいよね…?

グリーンに乗ったボールをマークしようと思ったのですが、ポケットに入れた筈のボールマーカーが……ない! どうしても見つからいない、同伴者を待たせるわけにもいかず、あわてて近くに落ちていた木の葉っぱでマークしてボールを拾い上げました。これって大丈夫……?

【問2】ボールマーカーがパットの邪魔で、動かしてほしいと言われたけど…どこまでならOK?

同伴競技者から、「パッティングの邪魔になるから、そのボールマーカー少し動かしてくれない?」と言われてしまいました。こういう場合、どの方向にどれだけ動かしたらいいのかルールで決められていたっけ? ペナルティはありますか?

【問3】プレイに集中するあまり、ボールマーカーを置いたままパットしてしまった。もしかしてダメだった…?

どうしても入れたいパーパット。ラインを読むことに気を取られすぎて、ボールマーカーを取らずにパットしてしまいました。これって…まずかった?

↓↓正解は……!↓↓

【回答1】問題アリ! 1打罰です。

ゴルフ規則定義によると「ボールマーカー」とは、

拾い上げる球の箇所をマークするために使用する人工物(例えば、ティー、コイン、ボールマーカーとして作られた物や別の小さい用具)。とあります。

一方、ゴルフ規則14.1a「拾い上げてリプレースする球の箇所をマークしなければならない」には、

プレーヤーがその箇所をマークせずにその球を拾い上げた場合、またはその箇所を誤った方法でマークした場合、そのプレーヤーは1罰打を受ける。と記載されています。

したがって、人工物でない木の葉はボールマーカーとは言えず、マークなしにボールを拾い上げたことになるのです。

ボールマーカーはよく目立つ大きめのものと、小さくて薄いもの(よくゴルフ場に置いてあるプラ製など)の2種類を持っていて、使い分けることをお勧めします。ピンから遠くにボールが止まったときは大きめのマーカーを使い、ピン近くでマークするときは小さいもので、同伴競技者のパットの邪魔にならないようにれば、マナー的にもOKですね。

【回答2】方向は同伴競技者に確認。距離はパターのクラブヘッドなどで計測。戻し忘れはペナルティの対象に

ゴルフ規則15.3c「プレーの援助となる、または障害となるボールマーカー」には、ボールマーカーがプレーの援助となる場合、または障害となる場合、プレーヤーは次のことができるとして、

・そのボールマーカーが自分のものである場合は、援助または障害とならない場所にそのボールマーカーを動かす
・そのボールマーカーが別のプレーヤーのものである場合、(途中略)そのプレーヤーにそのボールマーカーを援助または障害とならない場所に動かすことを要請する

と記載されています。

ボールマーカーは元の箇所から計測(例えば、1または複数のクラブヘッドレングス)した援助または障害とならない新しい箇所に動かさなければならない。と続きます。

したがって、動かすように要請されたボールマーカーは動かさなければなりません。また、動かしたボールマーカーは、自分がパットをする際は元に戻す必要があります。正確に戻すためには、どの方向にどれだけの距離を動かしたのかしっかり把握しておく必要があるのです。

一般的にグリーン周辺にある木などの固定物を目印にして、目印と元のマーカーを結んだ線上か延長線上にパターのクラブヘッドで測定した距離分動かしてマークします。こうしておけば、元の場所に正確に戻せますね。

注意してほしいのが戻し忘れ! そのままパットすれば、2打のペナルティになってしまうので要注意です。

【回答】ボールマーカーは打つ前に取り除かなければいけません。1打罰です。

ゴルフ規則14.1a「拾い上げてリプレースする球の箇所をマークしなければならない」には、ボールマーカーでボールをマークする場合、「ボールマーカーを球の直後や直ぐ近くに置く。」と記載されていますが、その後に「その箇所をボールマーカーでマークする場合、その球をリプレースした後、ストロークを行う前にプレーヤーはそのボールマーカーを取り除かなくてはならない。」と明記されています。

そして、罰打に関しては、「プレーヤーがその箇所をマークせずにその球を拾い上げた場合、またはその箇所を誤った方法でマークした場合、またはその場所にボールマーカーを置いたままストロークを行った場合、そのプレーヤーは1罰打を受ける。」と規定されているのです。

参考URL:JGA公式サイト

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