時代錯誤も甚だしい! キャディに対するセクハラ問題、ゴルフ場でこう思われてます!

こんにちは。ハウスキャディ歴●年のB子です。先日、親睦を兼ねてキャディ同士で飲み会をしてきました。コロナ禍以来なので、本当に久しぶりのこと。その間に新しく入ってきたキャディも数名交えての楽しい会になりました。
キャディ同士ということで、仕事関係の楽しい話も、ラウンド中の事件簿も出るわ出るわ。そんな中で、一番の話題になったのはお客様によるセクハラ問題! 新人キャディさん達にとっては、どうしたら良いのか非常に気になるところだったようです。

話し合ってみれば、それぞれ何かしらのセクハラ経験があって、「びっくり!」というよりは「だよね」と納得してしまうほどに身近な問題。キャディに対して、触ってくるお客様や、下ネタばかりのお客様って、未だにいらっしゃるんですよね。

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身内で盛り上がるならいいけれど…下ネタトーク大好きなお客様

ちょっとアダルトな会話が好きなだけ。仲間内ではHな話をしている方がトークもプレーも盛り上がる。そんなお客様も一定数いらっしゃいます。お客様は遊びに来ているのですから、何を話すかは自由ですし、キャディとしては静かに聞き流しています。話の内容にいちいち反応していては、キャディ業務は務まりませんからね。
けれど、仲間同士で楽しんでいるだけなら良いのですが、時にはキャディに話を振って、明らかに反応を楽しんでいる方も……。

何年もキャディをやっていれば、意外にもみな慣れたものです。お客様の気分を害さないような上手なかわし方や対処法をそれぞれ持っています。人生経験豊富なベテランキャディは、「そんなことばかり言っていると、今の時代、モテませんよ!」なんて、お客様の上を行く返しをして場をおさめることも。お客様が「言われちゃったよ~」と笑っている姿を見ると、上手だなぁと感心してしまいます。

しかし、対処に慣れているキャディばかりではありません。反応を楽しむかのように話題を振られれば、キャディによっては、そのお客様に嫌な印象を持ってしまう場合ももちろんあるんです。

◆お触りは厳禁です! コース側の対処法は?

最も困るのは、あろうことか、キャディの体に触ろうとしてくるお客様! セクハラ的な言動に非常に厳しい風潮の昨今ですが、驚くことに本当にいるんです。しかも、そういう方に限って口を揃えるのが「減るもんじゃないだろ」という言葉。いやいや、減りますから! 主に、神経がすり減るんです。

そういった一部のお客様に慣れはしても、嫌なものは嫌。キャディ側から「やめてください!」とキッパリ言うことは大事ですが、セクハラ行為を行うひとりのために、ゴルフを楽しんでいる同伴者の方々の空気まで悪くするのも忍びないものです。同伴者の方が近くにいる状況であれば、「やめてほしい」と伝えることで状況が変わることもあります。ですが、時には仲間が売店に立ち寄っているときなど、周りに誰もいないタイミングで触ろうとしてくる恐ろしい方も……。

キャディ同士でこんな時にどうするかを話し合いましたが、私の対処法は、笑顔できっぱりお断りする正攻法。きちんと拒否することが、お客様をエスカレートさせないため、そして新しくキャディになった後輩たちのために大切なことだと思っています。

困ったことに、新人の若いキャディに対してだけ、セクハラ行為をするお客様もいます。キャディ本人もとても悩んでしまいますし、キャディ仲間やコース側から見た印象は非常に悪いものです。
そういった状況になった時、キャディはその後どう対応しているかというと、まずはマスター室に報告! お客様の登録情報には、今後その旨が記載されることになります。そして、男性キャディがつくなど女性キャディに配慮をしたり、時にはキャディ付きプレーをお断りしたり、といった対応をとることになってしまいます。

お酒を飲んで気が大きくなってしまったり、ほとんどの方が軽い気持ちでセクハラまがいの言動をしているのだと思いますが、キャディ同士、もしくはゴルフ場全体で、ネガティブな情報は共有されるもの、とぜひ覚えておいてください。

“19番ホール”なんて言葉がありますが、キャディを“お持ち帰り”なんて話は夢物語。セクハラは時代錯誤、言語道断です。全ての組にキャディがついていた時代なら、それが素敵な出会いに繋がって……ということもあったようですが、仕事でご一緒しているキャディには、紳士な対応を心がけていただくことを願うばかりです。

◆キャディのB子 プロフィール

キャディのB子/あるゴルフ場のアルバイトキャディ。学生時代に家族の影響でゴルフを始め、大学のゴルフサークルに所属。就職活動に失敗し、ハウスキャディのアルバイトをして就職先を探すはずが、キャディが天職と気づく。シャンクが一番の敵。

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