ブレずに“自分の好き”を続けていけばいいんです

【キャディつきもと】スコアカードには書けない今月のおことば#03

皆さんこんにちは! 月本えりこと、キャディつきもとです。もしどなたかのラウンドに付き添うことがあったらこんな話をしてみたい……という内容を今回もお届けします。

最近ゴルフ場に行くと女性を見かける機会がグッと増えました。キャディつきもと界隈も、女子だけのゴルフ楽しんでおります。ゴルフならではのファッションは、学びが多く参考になることもしばしば。

だからこそ、キャディつきもとは思うんです。

これからも長く、楽しくゴルフを続けていってほしいなぁと。
自分自身も、ゴルフがアクティビティの選択肢の一つとしてあり続けるといいなぁと。

ただ、ゴルフはそう簡単なものではない。面白さを得るには時間も情熱もお金も必要という現実があります。この一筋縄ではいかない感じが沼る一因だったりするんですが……。 ともかく、本当の魅力に触れるにはさまざまな試練があること、私は身を持って経験してきました。

◆楽しいけれど、楽しさだけが続くほど甘くないのがゴルフ

私がゴルフとガッツリ付き合い出したのは、約6年前。最初は「ゴルフって最高!」状態でしたが、以降はゴルフ場のドレスコードに違和感を覚え(これが私のゴルフライフのシーズン1)、カッコつけてても下手っぴじゃダサいことに気づき、ファッションそっちのけで練習しまくり(シーズン2)……と、まぁ紆余曲折。

真面目か! と当時の自分にツッコミ入れたいですね。

それでもゴルフを続けてこられたのは、早起きして自然に触れ合えるというイベント感、ゴルフブランドとお仕事をする機会もあったので中途半端では許されないという使命感。
いろいろな葛藤はありましたが、振り回されるが故にハマってしまった自分がいます(一生片想いしてる感じ。え?)。

そんなこんなで練習に励んでラウンドを重ねた結果、やっと自分らしいゴルフとの向き合い方がわかった待望のシーズン3に突入!

今は肩の力をゆるりと抜いて、月本流のゴルフを楽しんでいます。無理しない美学を覚えました(笑)。

昨今のブームでゴルフを始めた女性たちも多かれ少なかれ、私と同じようなモヤモヤを抱えながらゴルフをしているんじゃないかなぁ。(希望的観測ではありますが)

ゴルフはルールにマナーに打ち方に、覚えることがてんこ盛りです。ゴルフのゴの字から教えてくれる人がまわりにいればいいんですが、頼れる先輩がいない場合、手痛い失敗やエラい遠回りをすることもあるでしょう。ちなみに私は赤面エピソード、山ほどあります(自慢)。

でも結局、ゴルフの壁は自分で乗り越えていくしかないんですよね……。

自分のゴルフ史に起承転結がありすぎて、ゴルフは安易に人にすすめてはいけないものなんじゃないかという、ゴルフメディアとしてはありえない発言すら口走りそうになります(汗)。

それに、女性ゴルファーが多くなったとはいえ、全体から見ればまだ少数派。そのぶん、よくも悪くも目立つんですよね。

たとえば、他プレイヤーへの配慮のないゴルファーがトラブルを起こした例があったりすると、そのイメージはずっと尾を引きます。こちらがいくらマナーやルールを守っていても、ベテラン勢から「今どきの若者はけしからん」とひとくくりにされ、レッテルが貼られてしまうことも。 私もプレー中、前が詰まっていたため写真を撮りながら待っていたのに「写真なんか撮っているから遅くなるんだ!」と怒鳴られたことがありました。ザ・理不尽の極みですが、気持ちはわからなくはない。でも前は進まないからしゃーなし(笑)。

◆メンタルもスイングも、軸がしっかりしていないとブレてしまう

女性ゴルファーがひとつのトレンドとして語られることにも、違和感があります。ゴルフそのものは本来、流行に左右されないタイムレスなスポーツなはず。にもかかわらず、ゴルフをやっている女性がブームとして扱われることに、なんとも言えない居心地の悪さを感じるんです。

それゆえ私はゴルフを愛する者の一人として「ゴルフ業界を変えたい!」と意気込みました。挑戦したいことはたくさんありましたが、未だ何もできていません(ごめん)。

SNSは発信すれば数字がつき、数字がつけば“価値”とされます。ただ、いくらバズっても、本当に一瞬なんですよ。あっという間に消費される。まるで自分がやってきたことまで一緒に消え去ってしまうような、そんな虚しさを覚えました。

気がつけば、ゴルフインフルエンサーという一般的には華やかな響きの裏で、私の “本気”やゴルフを楽しむ気持ちは一体どこに向いているのかと疑問を持つようになったのです。

ゴルフを一過性のものにしたくないと始めたのに、誰かの作ったゴルフブームに乗っかってるだけっすよね、自分。と。

ドーン!!!!(喪黒福造……ってわかります?)

そして出した答えは、ひとつ。

我が道をいくこと。
私の場合、その答えは…

ゴルフインフルエンサーというトレンドから抜け出す!
SNSに投稿しなきゃって責任を捨てる!でした。
This is the way.

トレンドは過ぎていく。でも、ゴルフは残る。

積み重ねた努力も、ちゃんと残る。

だから、流されることなく自分のペースで歩み続けること。

それがきっと、公園でゲートボールを楽しむ未来につながる道だと思うのです。
※長く続く楽しみであるという表現です(笑)

道半ばではありますが、
私たち女性ゴルファーが自分らしく輝ける道を、今も模索しています。

そのひとつの形として、今の私たち女性ゴルファーにはReginaがあります。
もっと多くの女性が、ゴルフそのものを、そしてゴルフファッションを自由に楽しめるように。
そんな想いを発信し続けていけるよう、これからも頑張ります。(急に真面目か)


キャディつきもと/月本えり

Reginaクリエイティブディレクター
集英社『SEVENTEEN』モデルを経験後、女性誌、TV番組などメディアで幅広く活動。講談社よりViViムック本『読モのくせに』、妄撮『読モーサツ』を上梓。A BATHING APEのレディースブランド「BAPY」のディレクターに就任したことをきっかけに、ファッションディレクターとしてのキャリアをスタート。ブランドディレクションやクリエイティブ領域へと活動の幅を広げる。2020年よりゴルフを本格的に始め、ファッションをバックグラウンドにした独自の視点でゴルフの楽しみ方やスタイルを発信。

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