苦手意識しかない池やバンカーなどのハザード、どう乗り越える?【ゴルフメンタル術】

池やバンカーなどのハザードがある。それだけでいやな予感しかしない……メンタルよわよわなゴルフ女子、多いのではないでしょうか? 桐林宏光プロにハザードを乗り越える考え方を教えてもらいました!

つよくなりたい……!

メソッド【1】“越えたい”“越える!”ではなく“越えて寄った”と、成功を過去完了形で思い込む

ハザードを前にすると緊張しますよね。でも緊張すると筋肉が硬直し、呼吸も浅くなるためいつものスイングができず、吸い込まれるように入ってしまうもの。回避するにはまず深呼吸。そして「入りませんように」「絶対出す(これでも弱気)」などと弱気にならず「フェアウェイど真ん中に行った」「ピンそばについた」と、成功した過去完了形を頭に描きましょう。できる自分を信じること。それの積み重ねです。

メソッド【2】最悪の事態を想像してから、攻略法を組み立てる

対ハザードは、最悪の事態を考えることも一案。たとえば「パーオンを狙えるけれどバンカーに入ればダボになる。ダボ覚悟で攻めるのか、徹底的に避けるのか」というように、最悪の状況から攻め方を考えます。これはネガティブなようで立派なリスクマネジメント。作戦を考えられるのは、喜怒哀楽の感情に振り回されていない証拠です。

◆教えてくれたのは…桐林宏光プロ   

きりばやし・ひろみ。1964年生まれ、東京都出身。日本初、メンタルスキルとテクニカルスキルを融合したレッスンプログラム〈プロジェクトG〉を展開する「トータルケアゴルフ 桐林ゴルフ塾」主宰。www.golf-mental-scan.jp/。JLPGAティーチングプロフェッショナル会員A級。JLPGAジュニアゴルフコーチ。日本スポーツ心理学会認定 スポーツメンタルトレーニング指導士。2019年には、LPGAティーチャー・オブ・ザ・イヤー清元登子賞受賞。

 2023年Regina初夏号より転載   エディター/たかはしよし子 イラスト/小豆だるま

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