寒い冬こそ飛ばしに必要なパワーアップに励もう！【松下奈央流・飛距離アップ術】

飛ばしたいなら筋力アップをしてみませんか？　もちろん、室内で簡単にできるトレーニングで十分です。何かと運動不足になりがちな冬こそ、筋力アップのチャンスですよ！

◆交互に足を前に出すスクワット

まずは直立姿勢をつくり、両手を頭の後ろで組みます。その状態から左足を大きく前に踏み出しましょう。このとき、左ヒザが左足のツマ先よりも前に出ないように注意してください。また、後ろに残された右足のカカトは浮かせます。

左足を前に出す際にグーッと体重を乗せ、左足の股関節、ふくらはぎ、太モモ裏、お尻あたりに負荷がかかっていることを確認しましょう。その後、最初の形に戻り、今度は右足を前に出します。やはり、体重をグーッと乗せていきますが、今度は右足の股関節、ふくらはぎ、太モモ裏、お尻あたりに負荷がかかります。

左右の足をそれぞれ前に出すのを1セットとしたら、30セットやってみましょう。下半身はスイングの土台です。この土台がしっかりしていれば、クラブを素早く振っても体の軸がブレにくいため、ボールをジャストミートできます。ヘッドスピード、ミート率が高くなると、自動的に飛距離は伸びます。反対に、下半身が安定していないと、クラブに振られてしまい、体の軸もブレるので、ミート率が低くなり、飛距離は伸びません。

直立したら両手を頭の後ろで組みます

左足を前に出します。ヒザがツマ先より前に出ないようにしましょう。右足カカトは浮かせます

太モモ裏やふくらはぎに負荷がかかっていればOK

◆水を入れたペットボトルで腕を鍛えよう

飛ばしの秘訣は腕にあると言われるほど、腕の筋肉は重要です。スイング自体は体の回転で行いますが、そこに腕の振りが加わるとヘッドスピードが一層上がり、飛距離アップにつながります。室内でも簡単にトレーニングをできる箇所でもあるだけに、ぜひ鍛えておきましょう。

腕のトレーニングといえば、鉄アレイを思い出すかもしれませんが、もっと手軽なペットボトルを利用します。500CCの容器に水を入れたら、手のひらを上に向け、片手で持ちます。その状態から、ヒジを曲げて伸ばす動きを20回行いましょう。それが終わったら反対の手でも同じように20回腕の曲げ伸ばしを行うと、前腕の筋肉が鍛えられます。

次に、手首のトレーニングです。先ほどと同じように手のひらを上に向けた状態でペットボトルを持ったら、手首を手のひら側に曲げて伸ばします。これを20回繰り返しましょう。やはり左右それぞれ行います。