【木原睦美プロが教える】飛ばしたいときはダウンスイングの切り返しで左のお尻をギュッ!

飛距離アップのコツは誰もが知りたいところ。でも、目一杯の力でドライバーを振り回しているのにボールは遠くへ飛んでくれません。一体どうしたら遠くへ飛ばすことができるのでしょうか。そこで、今回は木原睦美プロに飛距離アップのコツを聞いてみました。すぐに実践できるので、早速試してみましょう!

木原睦美プロ

【素朴なギモン】なんでドライバーショットが飛ばないの?

【木原プロのアンサー】脱力した状態でスイングしてもボールは遠くへ飛びません 

よくレッスンで力んじゃダメ、リラックスして構えましょうと言われますが、脱力した状態でボールを遠くまで飛ばせると思いますか? 答えはNOです。力を抜き過ぎているから飛ばないんです。飛ばしたかったらしっかりと力を入れましょう。

問題はどこに力を入れるかです。飛ばない人に限って、力を入れて欲しいところに入っていません。飛ばしに必要な筋肉は1にお尻、2にお腹です。お尻の筋肉がキングならお腹の筋肉はクイーンです。このキングとクイーンの両方に力を入れてアドレスし、フィニッシュまで振り抜きます。ちなみに、私はお尻の筋肉に力を入れるタイプですが、お尻とお腹のどちらかに力を入れると、もう一方にも力が入ります。同時に、腕や肩など他のところからは力が抜けた状態になります。

お尻とお腹に力をいれてアドレスしましょう

◆左足を後ろに引きながら上げるエクササイズが有効

お尻とお腹に力が入った状態でアドレスからテークバックに移り、トップの位置までクラブを上げたら、ダウンスイングに入ります。切り返しでは、左のお尻に力を入れましょう。イメージとしては、お尻と太モモの境目に線を入れる感じです。ダウンスイングの切り返しからそこに力を入れ始め、最終的にフィニッシュの形を作った時にMAXの力が入ります。

今一つ、力が入っているのかどうか分からない人は、ダウンスイングからインパクトまでは上体の前傾姿勢をキープしておきましょう。上体が起き上がってしまうと、力が逃げてしまいます。

普段の生活では左のお尻と太モモの間に力を入れことはないだけに、そこに線を入れるイメージが湧かない人もいるでしょう。そういう人には、次のドリルがお勧めです。

まず、普通に立った状態から、右手の人差し指を左手のお尻と太モモの間に当てます。そのまま左足を後ろに引くように上げていきましょう。左足ツマ先を5センチほど浮かせる感じです。この動作を何回か繰り返すうちに、線が入る感覚が分かると思います。あとはその感覚をスイングに生かせば、自然と力強いスイングへと変わり、飛距離アップにつながります。

ダウンスイングの切り返しからフィニッシュまで左のお尻と太モモの境目に線をつくるつもりで力を入れていく

右手の人差し指を左のお尻と太モモの境目に当てて、左足を後ろに引きながら、ツマ先を5センチほど上げる

◆教えてくれたのは…木原睦美プロ

木原睦美プロ…Reginaでのわかりやすいレッスンが大好評! “広島で一番予約が取れない”と話題の、USLPGAティーチングプロ。「mutsumischool」にて、技術・マナー・メンタルに至るまでのトータルゴルフレッスンを実施。2022年11月からは全国を回ってのレッスンをスタート。生徒一人ひとりのゴルフ人生を豊かにするための指導を行っている。YouTube「木原睦美のHappyゴルフ」でも、独自のゴルフ理論を展開中。

撮影/山代厚男 取材・文/山西英希 撮影強力/ドライビングレンジ東新宿

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