キャディさんに見られてる!“このお客さん、デキる…”と思われるキャディバッグの中身って?

こんにちわ、匿名キャディの「かこみらい」です。キャディとしてお客様と接する中で起きたあんなことやこんなことを、個人的主観たっぷりにお伝えしていきます。

今回は、「このお客さん、デキるな…」と感じるキャディバッグについて紹介していきます。

「キャディバッグ」は、キャディにとって、ゴルファーの皆さんよりも先に出合うもの。持ち主に接する前に、“ おっ、この人はゴルフが上手いかも…! ”と感じるポイントがあるんです。

イメージ画像/Getty Images

◆ネームタグ

キャディバッグについているネームタグは、一般的なメーカー製のものだけでなく、JGA(日本ゴルフ協会)競技をはじめとする各種競技会のものや、海外や国内の有名コースのものまで、お客様によってさまざま。

「この人間違いなく上手い…今日は手強いぞ!」とか、「こんな有名なコースの会員さんなんだ…」などなど、ネームタグを見ながらキャディはお客様に想いを馳せているんです。

◆錆ついたウェッジ

ほかのクラブはきれいなのに、ウェッジだけ錆がついているお客様がいます。これは、かなりの確率でうまい人!  わたし調べでは、ほぼ100パーセントかな(笑)。プロでもウェッジだけは長く同じものを愛用している人もいますよね。

フェースの表面をあえて錆びさせてエッジを作り、スピン量を増やすということもありますので、 ピタッと止めたり、バックスピンができちゃったりするのかな… と、プロ級の腕前を期待しちゃいます!

◆カスタムシャフト

シャフトをカスタムモデルに変えている人には、やっぱりこだわりを感じます。「三菱ケミカル」、「フジクラ」、「グラファイトデザイン」など、こだわりも人によってさまざま。

シャフトメーカーの特性を知っていて、なおかつ自分に合う振りぬきが理解できているのだから、ツワモノに間違いなし。 最近は女性ゴルファーにも、リシャフトをしている方が多くみられるようになってきましたね。

◆いかがでしたでしょうか?

ご挨拶のときに初めて持ち主がわかります。キャディバッグから想像したとおりの持ち主ということもあれば、予想をはるかに超えるお客様が登場することも。

ご紹介したのは「うまく見える」キャディバッグですが、おしゃれなキャディバッグにこだわりのヘッドカバーをつけていれば“おしゃれな女性ゴルファーかな”と思いますし、用具に汚れがなくきれいに整頓されたキャディバッグは、“持ち主も素敵な方なんだろうな”と想像します。

皆さん、キャディって、意外なところまでよく見てるんですよ~。

それでは、また次回のエピソードでお会いしましょう!

◆【教えてくれたのは】匿名キャディ・かこみらいさん

某有名トーナメントコースの元キャディ。自分でプレーするのも大好きで、ゴルフギアには一家言あり。趣味は車で、Bライセンスを取得するガチっぷり。歴代アメ車を所有し、エンジンルームを眺めているだけで一日が終わってしまうほど。ゴルフ、クルマなどの知識を活かし、現在はライターとして活躍中。