ゴルフも一流に違いない!? もしも大谷翔平選手がプロゴルファーだったら?

二刀流のメジャーリーガーとしてめざましい活躍をしている大谷翔平選手。以前、米国男子ツアー日本版公式インスタグラムにて、大谷選手のゴルフ姿が公開されたことでも話題を呼びました。「大谷選手がプロゴルファーだったら……」そんな妄想に胸を膨らませた女性ゴルファーも多いはず。

野球経験者がゴルフ界でも活躍していることをご存知でしょうか。たとえば、プロ野球選手からプロゴルファーに転向したジャンボ尾崎こと尾崎将司選手は大きな戦績を残しています。そこで今回は、もしも大谷翔平選手がプロゴルファーだったらどんな選手なのか、考察してみました!

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◆ゴルファーに必要な資質

そもそもプロゴルファーに必要な資質とはなんでしょうか。

精神力
フィジカル
コースマネジメント力
人間性

といった能力の高い人がプロゴルファーとして優れているといえます。

◆強靭な精神力

ゴルフは自分との戦いと言われるように「いかにミスを少なくラウンドするか」が鍵になります。ゴルフでは1打のミスで順位がガクッと落ちることも珍しくありません。一流のプロゴルファーは、いかなる状況のときもミスしない強靭な精神力をもっています。対して大谷選手はどうでしょうか? MLBで大勢の観客のなか、プレッシャーがかかる場面でも楽しんでプレーしています。大谷選手は野球選手の中でも強靭な精神力を有しているといっても過言ではないでしょう。

◆海外選手に負けないフィジカル

アマチュアの世界では飛距離が出なくても小技が上手く、良いスコアを出せるプレーヤーはたくさんいますね。しかしプロの世界となると話は別で、小技が上手いのは当たり前なので飛距離はとても重要視されます。海外選手に負けないフィジカルを持っていないと競り負けてしまうのです。大谷選手の記録を見ると、2023年MLBホームラン飛距離ランキング1位(150.3m)、平均飛距離でも1位(128.6m)を記録しています。大谷選手のフィジカルはゴルファーに転向したとしても文句なしでしょう。

◆コースマネジメント力

コースマネジメントとはコースを把握し、ハザードや地形の影響を考えて戦略を立てる能力のことです。戦略が弱い選手はすぐに崩れてしまいます。コースマネジメント力は「目標を達成するために、どんなルートを選択し実行していけるか」とも言い換えられます。大谷選手と言えばマンダラチャートを活用していたことでも有名ですが、目標達成に向けプランを立てることに長けているといえます。間違いなく大谷選手の計画性はゴルフにも活かせられるでしょう。

◆愛される人間性

一流のゴルファーたちは人間性に優れ、たくさんの人に愛されています。それもそのはず、ゴルフはひとりでするものではありません。よく孤独なスポーツと表現されることもありますが、コース内だけの話で、実際はたくさんの人の協力なしで大きな功績は成し得ません。大谷選手はMLBのグラウンドのゴミを拾っていることがニュースで取り上げられ話題になりましたが、多くの人に愛される資質を十分に備えています。

◆大谷選手のドライバー飛距離は400ヤード超え?

もし、大谷選手がプロゴルファーだったら、ドライバーショットの飛距離はどのくらいでしょうか? 元プロ野球選手のデーブ大久保こと大久保博元選手と比較してみましょう。大久保選手は現役引退後にプロゴルファーとして活躍し、390ヤードの飛距離を記録しています。MLBでも屈指のホームラン飛距離を出している大谷選手ならば、400ヤード超えも可能でしょう。

◆大谷選手はプロゴルファーとしても一流になるはず!

大谷選手はプロゴルファーだったとしても大活躍していたと思います。理由はそのストイックさです。野球のためなら外食もしないという徹底ぶりで、日々成長した姿を見せてくれます。実際にバッターとして苦手だったコースを克服し、打率を1分6厘も向上させています。大谷選手の本当のすごさはその自分の現状に慢心せず、常に努力するその姿勢ではないでしょうか。

おそらく大谷選手はどのスポーツを行っていたとしても、超一流のプレーヤーになっていたことでしょう。昨今、男女問わずスタープレーヤーが登場し、プロゴルファーに憧れる若い選手が増加しています。競技人口が増えることで野球界における大谷選手のように、規格外のゴルファーが誕生するのが非常に楽しみですね。

取材・文/夢書房

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