「集中力が続かない…」ラウンド中に自分のゴルフに集中するための方法

ゴルフはスポーツの中でも珍しく、昼食を挟むほど長時間に及ぶ競技です。良いスコアであがるためには、18ホールを戦う集中力を持続させることが大事になってきます。そこでゴルフに集中する方法や、集中力を持続させる方法を紹介します。

◆そもそも集中とは

「集中しろ」とよく言われたり、耳にすることは多いと思います。しかし集中とは何となく理解はしていても、説明するのは難しいのではないでしょうか。Weblio辞書によると【1か所に集めること。また、集まること】と記載されています。要は意識を1か所に集めることを指します。

ラウンド中にお腹が空いて「お昼ご飯は何を食べよう」と考えたり、大勢に見られている中で「ミスショットをしたら恥ずかしいな」と考えたりしてしまうこともあると思います。しかし、スイング前に色々なことが頭に浮かぶと、ミスショットの確率が高まります。それが、“ゴルフに集中力が大切”と言われる所以です。

◆集中力を高める方法

人間の集中力が持続するのは、最大でも2時間と言われています。したがって、ハーフラウンド中ずっと集中してプレーするのはそもそも不可能なのです。自分のショットの前や集中力が切れてしまったな……と感じた時に集中力を高める方法を紹介します。試してみて自分に合った方法を見つけると良いでしょう。

◆イヤホンで音楽を聞く

最も手軽に集中力を高められるのがイヤホンで音楽を聞くことです。外の音をシャットアウトし、お気に入りの音楽を聞くことで意識をショットだけに向けられます。フィギュアスケートの羽生結弦選手なども、自分の出番を待つ間にイヤホンを使い集中力を高めています。しかし、ゴルフはコミュニケーションを大事にしている人も多いので、ショットの時以外は会話を楽しむなどの配慮も必要です。同伴者の理解が得られるか注意しましょう。

◆ルーティンを決める

ルーティンとは決まった一連の動作を行うことです。たとえばメジャーでも活躍したイチロー選手は、バッターボックスに立った後、袖をまくりバットをピッチャーの方へ掲げてから構えます。このような一連の動作を行うことで、練習と同じような流れを作り出し自分のリズムでプレーできるようになります。ゴルフだとボールの後ろから目標を確認した後、素振りを二回してからアドレスに入るなど、自分で落ち着いて出来る動作を選べば効果的です。

◆練習を本番のつもりで行う

ラウンド中に、バンカーを越すアプローチショットを打たなければいけない場面もあると思います。どうしてもショットの前にバンカーを気にしてしまったり、ミスした時のことを想像してしまったりとショットに集中出来なくなった経験も多いはずです。おすすめの練習方法は、普段からバンカーや池越えを想定し、本番のようにショットを打つことです。そうすることで本番でもプレッシャーが掛かりにくく自信を持って打つことが出来るようになります。

◆ゴルフは集中力が欠かせないスポーツ

スポーツ全般に集中力は必要ですが、ゴルフは長時間行うという、他のスポーツにはない特性もあります。よってゴルフに大事なのは、ここぞという時に集中力を高めるメリハリも必要です。集中力を高める方法を色々試してみて、自分に合ったやり方を見つけてみましょう。

取材・文/夢書房

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