ディスクゴルフは想像以上の面白さ?!人気の秘密を徹底解説

ディスクゴルフは、フリスビーに代表されるプラスチック製の円盤を使って、ゴールとなるバスケット(ターゲット)を狙い投数の少なさを競うスポーツのようです。今回の記事では老若男女問わず人気があるディスクゴルフの秘密を解説します。

イメージ画像/Adobe Stock

◆ディスクゴルフってどんなスポーツ?

ディスクゴルフとは、ゴルフボールやクラブの代わりに、ディスクを使用してスコアを競うスポーツ。ディスクを投げるだけのシンプルな動作のため、幅広い年齢層で楽しめます。始めるために必要な道具は、ディスクとマーカーディスクの2つのみで、エントリーのしやすさも人気が出る理由のひとつと言えます。

また、ディスクゴルフの歴史は古く、1960年代に遊びのひとつとして登場したとされています。アメリカを中心に世界中に広がり、日本でも1986年に日本ディスクゴルフ協会が設立。協会が公認したディスクゴルフコースも日本各地に約50コースあり、気軽にプレーできる環境が整備されつつあります。

◆ディスクゴルフの特徴

ディスクゴルフ最大の特徴はエントリーのしやすさです。プレーに必要な道具が専用のディスクとマーカーディスクのみで、料金も安く設定されています。たとえば、東京都の昭和記念公園は、園内に日本ディスクゴルフ協会公認のディスクゴルフコースがあり、園への入場料¥450(大人)でプレー可能。また、ディスクを持っていない人でも¥210でレンタルできます。

ディスクゴルフは昭和記念公園のように、広い公園内にコースが設置されることも多く、公園の木々や人工物が障害物として立ちはだかります。ホール数は、9ホールもしくは18ホールで、各ホールに規定投数(パー)が設定されています。基本的にはパー3ですが、初心者用にパー4やパー5で設定される場合もあります。

各ホールの距離は、30m〜90m程度が多く、ゴルフコースのように地形を活かしたアップヒルやダウンヒルのホールもあり、プレーヤーを飽きさせません。また、ディスクゴルフにはマンダトリーと呼ばれる、指定されたルートにしか投げることができない独特のルールもあります。

マンダトリーのように、難しい状況を乗り越えるには、ディスクを使いこなすことが重要。実は、ディスクはゴルフクラブのように投げたい距離に応じて、長距離用のドライバー、中距離用のミッドレンジ、アプローチ、パターがあります。上級者になると、距離や曲がり幅を操作できるディスクを20枚以上持ち歩き、状況に応じて使い分けるプレーヤーもいます。ディスクの使い分けは、ディスクゴルフの醍醐味と言えるでしょう。

◆ディスクゴルフの基本ルール

スタートホールの1投目は、じゃんけんなどで順番を決めます。2投目以降は、ゴルフと同じように、バスケット(ターゲット)まで遠い人から順に投げ、ホールアウトを目指します。2ホール目以降もゴルフと同様に、前のホールでスコアがよかった人から投げていきます。

また、1投目を投げたあとは、ディスクが静止した位置にマーカーディスクでマークをし、足がマーカーディスクの前に出ないよう注意しながら目標に向かって投げます。ディスクはただ投げるだけでなく、転がしたり、滑らせたりしても構いません。

コース内に設置されたOBゾーンは、指定されたエリア以外にも、コースに隣接する歩道や車道も含まれます。OBは1投分のペナルティが加算されるので要注意です。ただし、木の枝に引っかかった場合は、ディスクが引っかかっている場所の真下からペナルティなしでプレーを再開できます。

服装の指定は特になく、動きやすい服装で構わないとされています。ただし、木々や草に体が触れる場面もあるため、肌を守れる丈夫なスポーツウェアなどがよいでしょう。ルールもわかりやすく、リーズナブルなディスクゴルフ。お近くにコースがあれば、1度試してみてはいかがでしょうか。

取材・文/夢書房

おすすめの関連記事