林からの脱出に便利な低い球をマスターしましょう!

美人レッスンプロとして活躍中の髙久あずさプロ。ジュニア時代から大きな大会で活躍した経験を生かしつつ、独自に学んだ理論で多くのアマチュアゴルファーに効果的なアドバイスを送り続けています。今回のレッスンでは、120切りが目標の初級者と常に70台を目指す上級者からの質問にお答えします。もちろん、アベレージゴルファーにも参考になるポイントが多くあるので、ぜひスコアアップに生かして下さい。

第8回は低い球の打ち方についてアドバイスします。

〈写真左から〉スコア120切りを目指す笠井友希さん・髙久あずさプロ・常に70台を目指す西村有里さん

Q 林の中に打ち込むと、大叩きをしがちです。どうしたらトラブルを避けることができますか?

A グリーンに乗せる意識を捨て、林から出すことだけ集中しましょう!

初級者と上級者の違いは、トラブルに見舞われたときにも出てきます。例えば、ティショットを林の中に打ち込んだ場合、上級者は決して無理をしません。確実にフェアウェイに出した後、次打でグリーンを捉えることを考えるからです。その結果、悪くてもボギー、上手くいけばパーセーブしたりします。

ところが、初級者は目の前のボールを打つことしか考えていないため、そのように一度フェアウェイに出すという発想を持たない人が少なくありません。その結果、ボールからグリーンまでの距離に応じたクラブを選択し、そのクラブを振り回そうとします。

仮にグリーンまで距離があるときは、フェアウェイウッドでボールを打ったりするほどです。当然、ライが悪いところでそのようなクラブを持ってもチョロなどのミスをする確率が高く、たまたまナイスショットしても、枝に当たって、もう一度林の中から打つことになります。

林の中にボールを打ち込んだら、低い球で脱出することだけを考えましょう。このときも狭い木と木の間を狙うのは厳禁です。たとえグリーンとは反対方向に打つことになっても、とにかく木がじゃまにならないところを狙います。

目標はフェアウェイに出すことです。状況にもよりますが、ほとんどのケースで飛距離は要求されません。たとえグリーンまで200ヤード以上あったとしても、フェアウェイの幅はそれほど広くないので、7番アイアンより下のクラブを手にしましょう。さらに、フルショットはしないこと。ダウンスイングで体が起き上がったり、頭の位置が変わるので、正確なインパクトを迎えられません。せいぜい9時から3時までの振り幅までです。

林からの脱出に便利な低い球をマスターしましょう! 画像①

林の中から打つときはフルショット厳禁。9時から3時までの振り幅をMAXとしましょう

Q 低い球を打つ方法が分かりません。具体的な打ち方を教えて下さい!

A ボールをいつもより右に置いて、ハンドファーストに構えましょう!

それでは具体的に低い球の打ち方を説明します。まず、クラブをいつもより短めに持ちましょう。グリップエンドから指2本分ほど余らせるイメージです。

ボールの位置はスタンスの真ん中から1個分右になります。両手の位置は左太モモの前。両手がボールよりも目標方向にあるハンドファーストの構えになるのが正解です。

スタンスを閉じて構える人もいると思いますが、その必要はありません。肩幅と同じぐらいに開いておきましょう。体重は左足に6割、右足に4割の配分になりますが、極端に低い球を打ちたいときは、左足に8割、右足に2割の配分で構えます。

ハンドファーストに構えることで、本来のロフトよりも1番手分立った状態になります。7番アイアンで構えたら、6番アイアンのロフトになっていると考えましょう。その分、ボールが低く打ち出され、なおかつ飛距離も出ます。

したがって先ほど説明したようにフルショットすると、ボールが飛びすぎてしまうので要注意です。8時から4時までの振り幅でも20ヤードは飛びます。フェアウェイまで20ヤード以上あるときは、9時から3時までの振り幅にしましょう。40ヤードは飛んでくれます。

上手く打てない人は、腕だけでクラブを上げて下ろしている可能性が大です。ボールを打つ前にグリップエンドをヘソにつけて素振りを行い、クラブと体が一緒に動くイメージを体に覚え込ませておきましょう。

林からの脱出に便利な低い球をマスターしましょう! 画像②

クラブをいつもより短めに持ちましょう

林からの脱出に便利な低い球をマスターしましょう! 画像③

ボールの位置はスタンス中央より1個分右、両手は左足太モモの前。ハンドファーストの形をつくりましょう。体重は左足に6割乗せます

林からの脱出に便利な低い球をマスターしましょう! 画像④

極端に低い球を打ちたいときは、左足に体重の8割を乗せます

林からの脱出に便利な低い球をマスターしましょう! 画像⑤

8時から4時までの振り幅でも20ヤードは飛びます

林からの脱出に便利な低い球をマスターしましょう! 画像⑥

上手く打てない人は手打ちの可能性あり。グリップエンドをヘソに着けた状態での素振りをすると、体とクラブの一体感が出てきます

◆教えてくれたのは

高久あずさプロ/1995年生まれ。福島県出身。164cm。東北福祉大学ゴルフ部在学中は関東女子学生ゴルフ選手権優勝、団体戦全国優勝のメンバーとして貢献。「TPI レベル1」を取得。現在、石井忍プロ主宰の「エースゴルフクラブ」赤坂校、千葉校にてレッスンを行う。

〈髙久プロのウェア〉ポロシャツ¥13,200 スカート¥16,500 バイザー¥3,520(以上 アドミラル ゴルフ/ヤマニ)〈西村さんのウェア〉ポロシャツ¥15,400 スカート¥13,750(トミー ヒルフィガー ゴルフ/ヤマニ)〈笠井さんのウェア〉ポロシャツ¥13,750 スカート¥14,300 キャップ¥4,950(以上 アドミラル ゴルフ/ヤマニ)※グローブ、シューズは私物
ヤマニ ☎03-5806-8055