【渡邉彩香プロも実践】飛距離アップのために、ティは低めにしています!

「ドライバーで飛距離を望むなら、高めのティアップでアッパーにボールをとらえたほうがいい。低めのティアップで飛ばすにはパワーが必要だから、アマチュアには向いていない」と、思い込んではいませんか?最近は女子プロたちだって低めにティアップして飛ばしています!

ティアップが低いと芯をとらえるのが難しくなりそうですが、実は重心が低くなった今どきのドライバーは低めのティアップで球を押すようにインパクトするのがお勧めです。低めティアップのメリットと打ち方を紹介します!

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渡邉彩香プロ/Getty Images

◆今のドライバーはレベルブローがいい

道具の進化に伴い、スイング理論も進化していきます。最近のドライバーは低重心化し、ボールが上がりやすくなりました。ひと昔前までは、低い位置からヘッドを入れ、アッパー軌道で打ち出し角を稼ぐ打ち方が主流でした。昔のフィニッシュの形が背中を反らせる逆C字形だったのは、ボールをかち上げるようにスイングしていたからです。

しかし、今のクラブではその必要はありません。レベルブローに近い軌道で低く長くヘッドを動かしてインパクトしても、出球の高さは確保できるし、スピンがかかりすぎず強い弾道で飛距離を稼ぐことができるのです。つまり、多くのプロが低めにティアップしているのはヘッドの性能を最大限に活用するため、というわけです。今どきドライバーを使っているなら、道具を生かしたプロのスイングは大いに参考になるはずです。

「ティアップを高くすると左へ打ち出すことが多く、ボールをコントロールしにくくなります。私はヘッドのクラウン上部からボールが少し見えるくらいの高さ。低くしてフェード回転で打ったほうがコントロールでき、結果飛ばせるんです」

低めのティアップなら、ヘッドは低く入れたい。頭を残すことで程よい入射角で下りてくる

◆教えてくれたのは…

渡邉彩香 わたなべ・あやか/93年生まれ、静岡県出身。ツアー3勝。ドライバーの平均飛距離は238.19ヤード

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解説・指導  石井 忍 いしい・しのぶ/74年生まれ、千葉県出身。数多くのツアープロのコーチを務める一方で、アマチュアの指導にも力を入れている。エースゴルフクラブ主宰

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ALBAドライバー・アイアン・アプローチぜんぶ女子プロに教わろう! 2020年版掲載 編集/島村涼 撮影/相田克己 岩本芳弘 上山敬太 河橋将史 佐々木啓 鈴木祥 福田文平 富士渓和春 村上航 山上忠 米山聡明

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