【スタート前35分の朝ドリル】距離感をしっかりつかむ朝パタードリル

ツアープロはスタート前、どれくらい準備に時間をかけていると思いますか? 答えは…約2時間半! でも、それを私たちが実践するのは、ハードルが高い…ですよね。そこで、必須ポイントだけを凝縮したオリジナルドリルを作成。これならきっと、できるはず!

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“入れる”のではなく“寄せる”!距離感をしっかりつかむ朝パタードリル

「スタート直前のパター練習で、いちばんつかみたいのは“距離感”です。距離感さえその日のグリーンにアジャストできれば、2パットでホールアウトできる確率がぐっと上がりますよね。スコアメイクを考えるうえで、“18ホールすべて2パット以内に収める”というのは、大事な指標。なので、“入れる”のではなく、OKをもらえるところまで“寄せる”。そんなイメージで練習を」

【POINT】グリーンの端からいちばん遠いカップを狙う

「練習グリーンに上がったら、まずいちばん遠いカップを目指して1球打ってみましょう。その結果を見たうえで、続けて何球か転がせば、その日の自分の力感とコースの状態をなんとなく把握できるはず。ミドルパット、ショートパットも同様に」。傾斜はフラットもしくは上りがベター。

【POINT】歩測よりも目測を信じる

カップが近いと、体も顔もどうしても球の行方を追って動いてしまいがち。「でも、ロングパットから始めることで、“ただ寄せること”に集中できるうえ、目で見てつかんだ距離に体が自然と反応できるようになるんです」

【POINT】最後は必ず上がり1mのパット

カップに“入れる”のは、練習の最後の最後。「それまでの練習で、しっかりインパクトする感覚が身についているので、1mだからといってゆるむことなく打てるはず」。また、ボールの矢印は、打ち出したい方向を明確にする役割があります。「より実戦に近いイメージで練習を終わらせること。最後に“カップに入った”という事実が自信にもつながります

「35分も時間がない!」そんな時の時短ドリル

渋滞状況や仲間のピックアップによっては、スタート前に十分に時間が取れないという場合もありますよね。そんなときは、今回紹介した朝ドリルの中から、とくに厳選した時短のメニューだけを実践しましょう。

【時短ドリル1】肩甲骨と手首のストレッチ

クラブを振る体の動きの中でも、とくに可動域を高めておきたいのが肩甲骨と手首。スタート前のティグラウンド付近でも行える簡単なストレッチなので、覚えておいて損はなし。

【時短ドリル2】素振り10回

素振り専用のバットをバッグに常に常備しているプロもいるほど、素振りはウォームアップに欠かせないアクション。ウェッジなどヘッドの重さを感じられるクラブでゆっくりおおきく振りましょう。

【時短ドリル3】ロングパット2球

前述したように、グリーン上の距離をつかむためには1球でも転がしたいところ。ただし、時間がないときはショートパットよりロングパット優先で。「1球目はまず感覚で、2球目はその結果を踏まえて寄せるつもりで。たった2球でも結果はきっと変わります!」

教えてくれたのは、吉本舞さん

1990年7月25日生まれ。佐賀県出身。5歳でゴルフを始める。佐賀県ジュニア連覇、高校時代は日本女子アマ出場。葛城ゴルフ倶楽部(静岡県)に所属し、現在はツアーコーチを務める森守洋氏主宰の『東京ゴルフスタジオ』にてレッスンを担当。USLPGA。インスタグラム@maiyoshimoto_

Regina初夏号より掲載 撮影/石山貴史、エディター/一寸木芳枝、撮影協力/KOSHIGAYA GOLF CLUB