仰天!超名門コースのドレスコードが厳しすぎる?

「ゴルフはドレスコードが厳しい」というのも昔の話になりつつあります。現在はかなり緩和され、おしゃれなウェアも増え、堅苦しいイメージはなくなったように思います。しかし、超名門と言われるコースには未だに耳を疑うような厳しいドレスコードが存在するのです。カジュアルなプレースタイルが浸透した今、改めて聞くと驚いてしまうようなドレスコードを紹介しましょう。

◆そもそも「超名門コース」とは?

超名門コースとは、歴史や品格のあるコースを指し、以下のような特徴があります。

・メンバーもしくは、メンバー同伴でないとプレー不可
・開場は戦前で歴史がある
・著名な設計家による緻密なコース設計
・1,000万を超える入会金が必要
・入会には審査がある
・カートはなく歩行でのプレー

なかなか一般のゴルファーにはプレーする機会がありませんが、もしも誘われることがあった場合に備え、ドレスコードやマナーは必ず押さえておきましょう。誘ってくれたメンバーさんに恥をかかせる事になってしまいます。

数あるゴルフ場の中でも、「超名門」と言われるゴルフ場の一部をご紹介します。トーナメントが開催されるコースが多く、ゴルファーなら一度は耳にしたことがある名前ばかりです。

廣野ゴルフ倶楽部(兵庫)
霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉)
小金井カントリー俱楽部(東京)
軽井沢ゴルフ倶楽部(長野)
鳴尾ゴルフ倶楽部(兵庫)

◆来場時のドレスコード

パブリックコース(メンバー以外の人もプレー出来る)と同じく、ブレザー着用は必須です。サンダルやスニーカー、ジーンズも当然禁止ですが、デニムと思われる生地も禁止となっています。廣野ゴルフ俱楽部では華美な服装もNGとなっているので、女性はとくに気を付けた方がよいでしょう。
ちなみに「華美な服装」とは目立つアクセサリーを付けたり、露出が多い服装だったり派手な色合いのことを指します。仕事に行くようなビジネスカジュアルであれば問題ありません。
Tシャツはブレザーを着用しても禁止となっており、“Tシャツと見間違うようなサマーニットもご遠慮下さい”とはっきり記載されています。
パブリックコースではブレザーを着用していれば、インナーは襟無しでも大丈夫なことが多いですが、超名門では襟無しは認めていないことが多いです。

最もびっくりなのは、小金井カントリー倶楽部の、男性は35歳未満、女性は20歳未満は入場禁止というルールです。ドレスコードではありませんが、そもそも年齢制限で入場できないとは驚きですね。

◆ビギナー時代にやらかした筆者の黒歴史

筆者がゴルフを始めて間もなかった頃に、ドレスコード違反で恥ずかしい思いをしたことがあります。当時ラウンド経験も浅くドレスコードの厳しいゴルフ場でのプレーは初めてでした。意気揚々とクラブハウスに入るとなぜか集まる人々の目線……。「ジャケット着用」のドレスコードがあるにもかかわらず、ジャケットを持ってすらいなかったのです。そのことに気づいた途端、顔が真っ赤になるのを感じました。

何よりもゴルフ場のメンバーである同伴者に恥をかかせてしまったことに、ただただ申し訳なさが込み上げてきました。この経験以降、初めて行くゴルフ場でのラウンド前にはドレスコードをしっかり調べるようになったのです。

◆プレー中のドレスコード

小金井カントリークラブのドレスコードは原則シャツインとなっています。デザイン的に外に出す服は可となっていますが、パブリックより気にする必要がありますね。ノースリーブシャツも襟付きのみ可と厳しいドレスコードになっています。
また、名門コースはモックネックとハイネックの基準を設けているところもあります。霞ヶ関カンツリー俱楽部では襟の部分が4cm以下のものは不可とまで決められています。廣野ゴルフ俱楽部では、赤色や迷彩柄の派手な色やロゴマークが大きいものもNGとなっています(ただし、女性に限り赤色のウェアはOK)。フードが付いているものも禁止で、ウェアや帽子に広告色が強く入っているものも着用しないようにと記載されています。
パブリックコースでは普通に着用できるウェアも、超名門コースでは注意を受けたり着替えを促されたりすることもあります。なかなか行く機会は無いものの、もしチャンスがあればメンバーの人に恥をかかせないよう気をつけたいですね。

昔と比べるとゴルフ場のドレスコードは寛容になってきていますが、歴史やマナーに厳格な「名門ゴルフ場」では今でも脈々と受け継がれているのです。筆者のような失敗をしないためにも各ゴルフ場のドレスコードを調べておきましょう!

取材・文/夢書房

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