ラウンド日の朝食抜きは厳禁!少量でもエネルギーチャージ

ゴルフのパフォーマンスを上げるために自分でできることは、スイング練習や筋トレだけではありません。大里桃子プロをはじめ、アマチュアからプロまで食事指導を行っているアスリートフードマイスターに、ゴルフの底上げに役立つ食事の摂り方を教えてもらいました。

飛距離や集中力がアップ!食事が変わればゴルフが変わる!

◆忙しいラウンド日の朝食はスムージーやひとくちおむすびがおすすめ

ラウンド当日の朝食テーマも「エネルギー補給」です。スタートの3時間前に朝食を食べ終わるのが理想ですが、現実はなかなか難しいですよね。着替えにお化粧、人によっては家族の朝食準備…など、ただでさえ女性ゴルファーの朝は忙しく、朝食を食べない人も多々いるようです。しかし、ゴルフは長時間歩いたり頭を使ったりするスポーツ。朝食抜きで臨んで実力を発揮することは難しく、あまりに無謀です。前日に、1口サイズのおむすびなどを準備しておけるといいですね。私自身はよく「バナナと小松菜のスムージー」を作ります。小松菜はβカロテン、ビタミンC、カルシウム、鉄などを含む栄養価の高い野菜。豆乳は良質なタンパク質のほかカルシウム、鉄、イソフラボンも含みます。おいしくて簡単に作れ、女性におすすめです。

◆ホルモン分泌を高め、美容効果も!バナナと小松菜のスムージー

材料<1人分>
■ 冷凍バナナ 1/2本
■ 小松菜 1株
■ 豆乳 1カップ
■ はちみつ 適量

<作り方>
バナナ、小松菜、豆乳、はちみつをミキサーに入れ、撹拌する。
※熟したバナナを1回分ずつ冷凍しておくと便利。冷凍バナナがない場合は氷2〜3個を加えると良い。※甘さや濃度はお好みで。

◆コンビニで選ぶならこんなメニュー

コンビニ立ち寄り派の人は、エネルギー源となるものを選んでください。カツサンドやカレーパン、デニッシュ系のパンは油脂が多く消化に悪いので、極力避けましょう。

バナナは、便秘予防の食物繊維、エネルギー代謝に関わるビタミンB群、むくみ予防のカリウム、骨の健康や足つり予防のためのマグネシウム、精神を落ち着かせるセロトニンのもととなるトリプトファンなど多くの栄養素が含まれる、女性におすすめの食材。プレー中やプレー直後にもおすすめ。

飲み物は牛乳、野菜ジュース、ヨーグルトドリンクをセレクト。カットフルーツなども○

どうしても時間がないときは…

バナナは、便秘予防の食物繊維、エネルギー代謝に関わるビタミンB群、むくみ予防のカリウム、骨の健康や足つり予防のためのマグネシウム、精神を落ち着かせるセロトニンのもととなるトリプトファンなど多くの栄養素が含まれる、女性におすすめの食材。プレー中やプレー直後にもおすすめ。

◆教えてくれたのは…管理栄養士・石村智子さん

管理栄養士。アスリートフードマイスター1級、アスリートフードマイスター養成講座講師。ゴルフ場のメニュー開発の実績もあり、2019年10月から大里桃子プロの食事をサポートしている。

Regina2022春号より転載 撮影/石村智子(レシピ)、内藤サトル、Getty Images  エディター/大津恭子

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