同性から「残念」な印象を抱かれるラウンドディのNGメイク

ラウンドディのメイクは、ウエアとのコーディネートも楽しいもの。しかし、ややもすると「残念!」「なんでゴルフに、そのメイク?」などドン引きの対象になりやすいものもありますよね。特に、同性からの目は思っている以上にシビアな一面もあるので、女子会ゴルフのみならず、女性ゴルファーが同伴するラウンドで好印象を狙うなら、メイクによる印象に気を配っておいて損はありません。

時短美容家の並木まきが、同性から「残念」な印象を抱かれやすいラウンドディのメイクに迫ります。

関連リンク:やってない?女子会ゴルフで嫌われる女性ゴルファーの振る舞い3選

1:ノーファンデーションにしか見えない“すっぴん肌”

イメージ/フォトAC

昨今は、ナチュラルメイクがブームを超えて定番化しています。そのため、すっぴん風に見える薄づきのファンデーションを使って、極めてナチュラル肌に見せようと努めている女性ゴルファーも多いですよね。

一方、ファンデーションは使わずに「ホンモノのすっぴん」でラウンドをしている女性も散見されます。ゴルフ場ではお日さまのもとにさらされるので、さすがに日焼け止めは塗っていると思われますが、ゴルフは紳士・淑女のスポーツとして品格も重視する文化があるのに「すっぴん」でのラウンドとなると、マナー違反に通じる違和感を抱く人も少なくありません。

ファンデーションを“塗っているor塗っていない”のいずれの肌であっても、パッと見たときに「すっぴん」と認識されてしまう仕上がりは危険。練習ラウンドならまだしも、コンペなどのきちんとした場で“すっぴん肌ラウンド”をすると、それだけでラフ過ぎる印象につながるリスクも潜みます。

2:動くたびに落ちないかヒヤヒヤする“ボリュームつけまつ毛”

最近のつけまつ毛はエアリーな製品も多いので、ラウンドに使ってもびくともしないほど落ちにくいものも増えています。しかし一方で、バサバサ系ボリュームアップを狙えるつけまつ毛は、ぱっと見で「あ、つけまつ毛だな」とわかりやすいもの。

グルー(つけまつ毛ののり)も進化していて、丸一日お直しをしないでもまつ毛が落ちない製品も多い一方で、Regina読者の目上世代にあたる女性だと「つけまつ毛=落ちやすいもの」の固定観念をもっているだけでなく「スポーツシーンに相応しくないもの」と思い込んでいる人も珍しくありません。

そんな背景から、特に目上の女性ゴルファーとのラウンドでは、TPOに合っていないメイクとして、ギョッとされてしまうリスクが大きいです。

3:急いでメイクしたのがバレバレな“雑に塗られたアイシャドウ”

ラウンドの朝は、とにかく急いでメイクを済ませ、ゴルフ場に向かう女性も少なくありません。そんなシーンでは、線が歪んでいたり左右非対称になっていたりすると目立ちやすい眉毛やアイラインは丁寧に仕上げても、アイシャドウは思いのほか雑に塗りたくってしまう人も。特に、アイシャドウの仕上がりについて両眼を開けたままでチェックしてしまうと、まばたきや節目がちになったときに左右の違いがくっきり……なんていうことが起こりやすいのです。

ラウンドでは、カートで移動するシーンなど、意外と相手のまぶたが至近距離にあるうえに、太陽光に当たってちょっとしたグラデーションの違いなども目立ちます。

同性だからこそ「あー。残念なアイメイクになってるな……」「雑な女性なのかな」と思われやすいので、気をつけるに越したことはありません。

メイクの仕上がり次第では、その人の印象をも左右しますよね。気心が知れた仲の女性同士ならば「今日はちょっと、失敗だね!」で笑い話になるメイクでも、かしこまった関係の同性の視線はシビアにもなりがち。プレーの朝は慌ただしいのが常ですが、メイクが醸す印象にも、できる限り細部まで気を配っておくほうが安心です。

関連リンク:5分で完了!究極に時間がない朝「ラウンド前の3ポイント」メイク

並木まき/元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。

(※筆者注 画像は筆者の私物です。文中の効果は筆者の個人的な感想です。)