まっすぐ打つにはアドレス時の腰が大事【河本結プロが教えるパットレッスン】

パッティングは「センスでしょ!」と思われがちですが、「とんでもない!」と話すのは河本結プロ。「正しい理論で正しい練習をすることこそ、上達への近道です」。河本プロが教える、パットの練習方法をご紹介します。

【河本結アプローチレッスン】コロがしは時計回り、ピッチショットは反時計回りに自分が動きます【弾道を打ち分ける球位置】

「安定した下半身を作ればストロークが安定します」(河本プロ)

「パットもショットも同じ。股関節を入れて構えます」(河本結)

私がパッティングで重視しているのは、ドッシリした下半身を作ることです。下半身が左右にブレると、上体が突っ込んでパンチが入ったり、逆に右に押し出たりするミスが出るからです。

ただ、よくレッスンで言われるように「ストローク中に下半身が動かないように意識する」だけでは、安定した土台は作れません。私が意識しているのは、フルショット同様に股関節を入れることなんです。骨盤を前傾させて股関節が入った状態を作ることができれば、軸がブレることがなくなり、真っすぐ打ち出すことができるのです。

股間節を入れるときは、アプローチの時にも紹介しましたが、片方の足を背面に動かして、片足立ちを行うと“入る”ポジションが体感しやすくなります。

普段から両足とも片足立ちを行って、左右の股関節を入れるコツをつかんでおきましょう。もちろん、グリーン上で順番を待っている間に行うのもオススメです。

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◆河本結プロ プロフィール

河本結プロ 1998年8月29日生まれ。愛媛県出身。163cm。2018年7月にプロテスト合格(90期生)。2019年「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」優勝。19年度賞金ランキング6位。2020年からは米ツアーに参戦。スポーツ歴/サッカー、空手、陸上。趣味/映画鑑賞、カラオケ。好きな色/ピンク。好きなスポーツ選手/イチロー、タイガー・ウッズ、トミー・フリートウッド。日本体育大学在学中。リコー所属。(写真/Getty Images)

ALBAより転載 構成/真鍋雅彦 写真/相田克己  取材協力/キングフィールズゴルフクラブ