古閑美保コラム 「サトシがしてくれた私の自慢」

こんにちは、古閑美保です。私のゴルフに対する考えやゴルフ界に言いたいこと、女性ゴルファー向けの話しなど、歯に衣着せず、感じたことをお伝えしていきたいと思います。今回はPGAツアーの話しです。

ゴルフの世界最高峰の舞台、PGAツアー(米ツアー)の2020-21シーズンが終わりました。旦那のサトシ(小平智)は、2018年に「RBCヘリテイジ」で優勝してからPGAツアーを主戦場としています。私は今まで興味がなかったのですが、すっかりPGAツアーを見るようになりました。1大会の優勝賞金は1億円を軽く超え、メジャーなど大きい大会は2億円以上です。おまけにポイントレースの年間王者は約16億円のボーナスももらえます。賞金の高さも世界一ですが、選手のレベルの高さには本当に驚かされます。バケモノの集まりですよ(笑)。それに米国の東海岸と西海岸では芝の種類が違ったり、日本に比べて距離が長く、戦略的でコースはめちゃくちゃ難しいです。難しいコースでバケモノたちがやりあうわけですから、見ていてとても面白いです。

今シーズンのサトシは、ランキング150位で終え、125位までに与えられるシード権の獲得はなりませんでした。来季の出場権をかけた3試合の入れ替え戦でも、残念ながら権利を獲得できませんでした。しかし、シーズンの126位から150位の選手に与えられる、“準シード”は確保しているので、来季も米国で戦えると思います。18年に参戦してから、飛距離は伸びていますし、スタッツ(部門別データ)の数字は上がっています。最近は好スコアを出すことも増えてきて、確実にゴルフがうまくなっています。そんな簡単な話しではないもしれませんが、サトシのゴルフなら通用すると思うので、頑張って欲しいです。

私は日本で、サトシは1年の大半を米国で暮らしています。年に数回、渡米して会いにいきますが、レジーナ編集部の方から、「旦那さんと離れ離れで寂しくないですか?」と聞かれました。そりゃ、普通に寂しいですよ(笑)。サトシの渡米の日が決まったぐらいから、ちょっとずつ寂しくなってきて、日本を離れてから2、3日はめちゃくちゃ寂しいです。でも、それを過ぎると大丈夫。毎日テレビ電話でやり取りしていますし、私は私で自分の生活を楽しんでいますし、むしろベット広っ!みたいな感じで過ごしています。

でも、試合の結果は気になるんです。予選が行われる日本の金曜日、土曜日あたりは寝つきが悪くて。夜中に4、5回起きて、スコア速報を見ています。余裕で予選を通りそうなときはそのまま寝られますが、ぎりぎりの順位だとベットの中でスマホの画面とにらめっこしています。予選を通れば、もうぐっすりです。そんな日々が続き、帰ってくる日が決まると、楽しみで、楽しみで、また寂しくなります。その繰り返しです。野球でもサッカーでもそうですが、世界最高の舞台でやれることなんてなかなかありません。長くPGAツアーで戦う姿を見たいです。

ちなみに、私たちは2017年に結婚をしましたが、翌年のマスターズにサトシが出場しました。そうです、新婚旅行でマスターズに連れていってくれたんです。ゴルフ好きの方なら新婚旅行でマスターズ観戦することはあるかもしれませんが、旦那が出場するって、なかなかないですよね。パー3コンテストでは白いつなぎも着させてもらいました。最高の新婚旅行でしたし、これは自慢ですね。

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こが・みほ/1982年7月30日生まれ、熊本県出身。身長167センチ、2001年プロ転向。03年にヨネックスレディスでツアー初優勝を遂げるなど、年間2勝を挙げて賞金ランキング3位。08年には年間4勝を挙げて、賞金女王戴冠。29歳になった11年、シード権保持していたがツアー引退。ツアー通算12勝。21年からGMOインターネットグループのアンバサダーに就任

取材・文/小高拓

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