【諸見里しのぶプロがナビゲート】2020年も女子ツアーが面白い!【3】女子ツアーをぐっと面白くする2つの世代をピックアップ!黄金世代編

毎年、ツアーデビューをはたす強くて可愛い、“ツヨカワ”な女子プロたち。ツアーを華やかに彩る彼女たちの魅力をご紹介!

◆2019年、ツアーに旋風を巻き起こした黄金世代

「黄金世代」とは1998年4月〜1999年3月生まれのプロを指すのが一般的ですが、前後1年までを指すケースも。「宮里藍に憧れてプロになった」と語る世代でもあります。

渋野日向子、畑岡奈紗も!2人の詳細は前回をCheck!

◆黄金世代のココがすごい!

  1. ツアー初優勝を挙げたのは9人!
  2. シード50人のうち、11人が黄金世代
  3. ホールインワン達成者続出という強運さ

◆覚えておきたい"ツヨカワ"な13

【01】臼井麗香

2019年の最高位は「センチュリー21レディス」での4位タイ。
某ゴルフ誌で「ビューティクイーン」に選ばれたことも。

【02】河本 結

ステップでの賞金女王を経て、昨季、レギュラーツアーに参戦。
早々に初優勝を果たし、今季からは米ツアーに参戦。

【03】新垣比菜

 
同郷の先輩、宮里藍に憧れて9歳でゴルフを始める。
ジュニア時代から活躍し、プロ入り。2018年には初優勝。

【04】原英莉花

 
身長173cm、平均飛距離は250ヤードという、ジャンボ尾崎に師事する大型ルーキー。
昨シーズン初優勝。

【05】吉本ひかる

   諸見里プロが「球がとにかく曲がらない! 」と太鼓判を押すほど、安定したショット力を誇る。初優勝が待たれるひとり

【06】大里桃子

2018年、初優勝。昨季2勝目はならなかったが、賞金ランキング38位でシード獲得。
渋野日向子の親友としても知られる。

【07】淺井咲希

 
パターイップスを乗り越え、昨季初優勝。
18番ホール横で勝みなみら仲間が見守る中、初日から首位を守り切った。

【08】小祝さくら

"さくちゃん""さく"の愛称で仲間や先輩に可愛がられる天然娘。
トップテン入り13回、賞金ランク8位とその実力は本物。

【09】勝みなみ

アマ時代から数々のタイトルを制し、プロテストも一発合格。
レギュラーツアーでもすでに3勝を挙げ、黄金世代を引っ張る。

◆私たちも”だいたい黄金世代”

完全な"同学年"ではなくとも、前後にも実力のあるプロはたくさん。"だいたい黄金世代"も忘れるべからず!

【10】松田鈴英

2017年のプロテストでトップタイ合格。
身長167cmのスリムなスタイルでも、ドライバーの平均飛距離は255ヤード!

【11】稲見萌寧

昨シーズン、「センチュリー21レディス」で初優勝。
LPGAアワードでは新人賞を受賞。今後の活躍が楽しみなひとり。

【12】脇元 華

台湾女子ツアーでの優勝経験もある22歳。
昨シーズンは賞金ランキング47位で初シード獲得。

【13】エイミー・コガ

ハワイ出身の陽気なキャラクターで人気急上昇中。
2018年のプロテストはトップ合格。身長176cmでスタイルも抜群。

◆“だいたい”黄金世代の代表・ヶ島かなにインタビュー!

悔しさをバネに 今年はまず1勝!

◆昨シーズンはトップ10入りが8回! 賞金ランクも堂々24位

みかしま・かな
1996年福岡県生まれ。ジュニア時代から九州のアマタイトルを総なめ。2018年にプロテスト合格。着実に実力をつけ、3年連続でシード入り。
ウェア契約はジュン アンド ロペ。

−− 2019年を振り返ってみて?

 とにかく"悔しい"の連続でしたね。シードを獲得できたし、それなりに手応えは感じられましたが、シーズン最初に掲げた"1勝"の目標は達成できなくて。特に悔しかったのは10月の『富士通レディース』。首位で最終日を迎えたのに、自分のミスで勝ちを逃してしまった…。あんな思いはもう二度としたくないので、今シーズンはもっとパターの精度を上げて臨むつもりです。

−− 同世代の仲間はどう刺激に?

 一緒に回って印象的だったのはシブコですね。同期で同じテストに受かったはずなのに、1年後にこんなに化けるなんて! って(笑)。やはり同世代の活躍は、"私も頑張ろう"って、奮起する材料にはなりますね。

−− 今年の目標は?

1勝と言わず、複数回優勝を狙います! 曲がらないドライバーが武器だと思っているので、あとは勝ちきるゴルフを目指したいですね。

Regina春号掲載 写真/Getty Images エディター/一寸木芳枝