キャディさんに見られてる!“こんなゴルフ女子はイヤだ!”と思われるNGマナー【3】

こんにちは、匿名ライターの「かこみらい」です。キャディとしてお客様と接する中で起きたあんなことやこんなことを、個人的主観たっぷりにお伝えしていきます。今回は、“ドレスコード”についてのエピソードです。

女性ゴルファーの皆さん、とくに、初心者でマナーに不安のある皆さんは、初めて訪れるゴルフ場の“ドレスコード”をきちんと確認したことがありますか? 

最近のゴルフウェアはとてもおしゃれ。街でも着られるアスレジャーなデザインのものもたくさんありますし、ゴルフウェアならではの派手柄やミニスカにも挑戦しやすかったりしますよね。

でも、“ほかのコースではOKだったから”、“ゴルフショップで売っているから”と自分の判断だけでゴルフウェアを選んでしてしまうと、思わぬ“NG”を出されてしまうことも。

◆名門コースでのプレーは、クラブの格式に見合ったウェア選びを!

イメージ画像/Getty Images

会員の同伴や紹介が必要な名門のメンバーシップコースは、ドレスコードもかなり厳しめ。ミニスカートやレギンスなどもってのほかで、プレーにふさわしくないと判断されています。かつて私が勤めていた名門コースでは、女性メンバーさんたちもドレスコードを遵守し、パンツスタイルでプレーする方がほとんどでした。

春先の日差しが気持ちいい、絶好のゴルフ日和のある日。私が、メンバーの中でも大御所といわれるおばさまの組に付いて回ったときに起こった、悲しいエピソードをひとつ。

普段はとても穏やかな大御所のメンバーさんなのですが、不意に隣のホールに現れたゴルフ女子の姿に唖然。華やかなウェアをまとったキラキラ女子の姿がそこにはありました。

ショットのたびにちらりと見えるウェストラインに、ひるがえるミニスカート。おしゃれでスタイルもよく、まるでモデルさんみたいで素敵…ここが名門コースでさえなければ…。

もちろん、大御所のメンバーさんは激怒しちゃいました。「あんな格好はふさわしくないでしょ!一体どうなっているの!?」 すぐにマスター室に連絡。

キラキラゴルフ女子の彼女も、ゴルフを楽しみにおしゃれをしただけでしょうに、ドレスコードを知らなかったばかりに怒られるハメになってしまいました。(もちろん、紹介や同伴したメンバーさんが事前にドレスコードを伝えていれば、こんなことにはならなかったはずなのですが…)

メンバーさんたちは、クラブの品格やルールをとても大切にされています。 皆さまも名門コースでプレーするチャンスがあれば、楽しい思い出を作るためにも、まずドレスコードのチェックをおすすめします。シャツの丈が短い場合には中にインナーを着るなど、“肌見せ”も避けるとなお良しですよ!

◆【教えてくれたのは】匿名キャディ・かこみらいさん

某有名トーナメントコースの元キャディ。自分でプレーするのも大好きで、ゴルフギアには一家言あり。趣味は車で、Bライセンスを取得するガチっぷり。歴代アメ車を所有し、エンジンルームを眺めているだけで一日が終わってしまうほど。ゴルフ、クルマなどの知識を活かし、現在はライターとして活躍中。