【銀座のかずこママがズバリ言うわよ!】ゴルフのお悩み 解決サロン Vol.41

銀座6丁目にある「銀座Room」は、遊びなれた紳士や淑女が夜な夜な訪れる会員制バー。お目当ては、オーナーのかずこママを中心にくり広げられるウィットに富んだおしゃべり。人を愛し、ゴルフを愛するかずこママが、Regina-webに登場。ゴルフにまつわる「あるある」悩みをズビシッと解決してくれます!

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◆「ゴルフが縁でつき合った彼。結婚を意識していたけれど、別れてもいいかなと思い始め……」

イメージ画像/Getty Images

友人の誘いでゴルフに行ったのがきっかけで知り合った一つ年上の彼。

2年くらい付き合っていて、結婚を考えていたのですが、今になって、彼が子どもに見えてきてしまい、ちょっと醒め気味です。

私のそんなオーラが伝わるのか、最近は私の行動を詮索したり、ほかの人と出かけようとするとちょっとキレたりするように。

そんな彼を見るとさらに気持ちが醒めてしまうのですが、私も29歳、彼と別れたとしても新しい彼が見つかる保証もなく、「結婚」が遠のいてしまう怖さがあります。束縛するってことは、彼は私を好きでいてくれるのかなとも思えるし。

一時の気の迷いと思って、もうしばらく様子を見るべきか、思い切って別れるべきか迷います。なにかアドバイスをお願いします。(経営コンサルタント ミウ 29歳 独身)

◆束縛は愛情ではなく甘え。執着は禁物です

束縛したり、思い通りに事が運ばないとキレる彼。30歳にもなって自分の感情のコントロールもできない男って、どうなのかな。

たとえば、会えばケンカをくり返す母子がいるけど、子は“母親にはなにを言っても許されるはず”、親は“子はなんでも言うことを聞くはず”と思っているから、いつまでたっても平行線。

そういう母子の間にケンカが絶えないのは、幼少時からお互いの距離感を調整するという環境がなかったから。まあそれは親の能力にもよるんだけど、彼もそうだったんじゃないかな。それは愛情というより甘え。そういう人は仕事もできないはずよ。

とにかく、執着しないこと。

女性って(私もその気持ち、すごくよくわかるけど)、「いままでいろいろ尽くしてきたんだから、彼が成長してくれるまでもう少しガマンしてみようかな」っていう、“元を取りたい”的な考えに陥りがちで、それを法で縛りたくなると結婚に至るわけだけど、ずるずるつき合っていても人は変わらないもの。

◆ 出会いあれば別れあり。別れ上手も大人の作法

そもそも、今の世の中、結婚する必要があるのかしら? というのが私の結論。

自立している女性なら、子どもが欲しければシングルマザーの道もあるし、みんなで育ててもいいわけじゃない。一生つがいでいる動物がほとんどいないように、人間にそれを当てはめるのはナンセンスだと思うのよね。

いずれにしても、その彼とは別れた方がいいと思う。

そりゃ出会う時より別れる時の方が大変よ。感情に任せて切り出したりすると、かえって噛みつかれたりするので戦略が必要だけど、それは訓練だから。

経験するうちに、出会いと別れはセットだってことが分かってくるし、そうすれば出会う時に予防線が張れるようになる。男も女も、自立した大人ほど、いい別れ方ができるものよ。

女に依存する弱い男と結婚しても、地獄が待っているだけ。離婚するのは何倍も大変よ。

◆かずこ(Kazuquo)ママ プロフィール

“一見さんお断り” 銀座6丁目の会員制バー『銀座Room』を経営。常連には多数の女子プロゴルファーが名を連ねる。名門コースの会員権をもつほど、自身も大のゴルフ好きで、年2回のコンペを主催。著書に「東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲」(集英社刊)がある。インスタグラム(@kazuquo)もチェック!