精度&マネジメントUPには必須です!自分のタテ飛距離を把握・自覚しよう!【精度&マネジメントアップ講座】

ゴルフをランクアップさせるには、まず、自分の平均飛距離を知ることが絶対条件。反復してアタマとカラダで覚えましょう。

80台も夢じゃない!上手い人はみんな心得ている!精度&マネジメントアップ講座

STEP【1】歩測で把握・自覚する

ラウンド中の歩測を重ねると自分の距離が分かってくる

打った場所から落下地点までの歩測を繰り返すことで、自分のキャリーの距離を把握できるようになります。まずはアイアンから始めるのがおすすめ。ランを含まない“リアルタテ距離”を知ることは、精度アップとマネジメントの基本中の基本。これを知らずして次段階には進めません。

◆約0.9mの歩幅を見つけましょう

約90cmになる自分の歩幅を何度か試して覚えましょう。ちなみに、横断歩道の白線から次の白線の間が約90cm。日頃の練習になりますね!

【使えるアイテム1】弾道測定器やシミュレーションゴルフも有効

ゴルフレンジにあるシミュレーションゴルフや弾道測定も飛距離を知る有効アイテム。ただしブランドによって誤差があるので、自分なりに判断しましょう。

【使えるアイテム2】距離計と自分の感覚をすり合わせるとより距離感が精査されます

最近は、距離計を使う方が増えてきましたが、自分の感覚を磨くことも大切。自分の目測で距離を想像してから距離計で再確認する。この作業を繰り返すうちに、距離感が研ぎ澄まされてきます。

STEP【2】振り幅で把握・自覚する

自分の7時5時、8時4時、9時3時  の距離を覚えましょう

長い距離の距離感はもちろんですが、もっと大切なのがアプローチショットの距離感です。10Y、30Y、50Yを打つ振り幅、と覚えるより、自分が再現しやすい振り幅で何ヤード飛ぶかを確認していくほうが覚えやすいもの。何度も練習してアタマとカラダで覚えましょう。

◆シャフトが時計の針の7時と5時を指す幅

グリーン周りの転がしなどでよく使う振り幅。実戦でブレないようキャリーをきちんと体得しましょう。スイングの基本練習にも有効。

◆シャフトが時計の針の8時と4時を指す幅

グリーン手前のピッチ&ランで使う振り幅。7時5時との差を確認。手首は使わず、左右対称に一定のリズムで打ちましょう。

◆腕が地面と平行になる振り幅

アプローチでキャリーが必要な場面で、覚えておきたい距離感です。球も上がるので、高さとランの関係も覚えておきましょう。

◆教えてくれたのは…中村英美プロ

距離に合わせて振り幅を調節するより、自分の感覚で覚えられるので、上達の近道です!

PGA・A級ティーチングプロ。2021年、PGA史上初の女性ティーチングプロ第一期生となる。幅広いゴルファーへのレッスンをはじめ、女子ゴルファーのキャスティングやコンペ・イベント企画を運営する「V・J ・Golf」主宰。ベストスコアは65。インスタアカウントは@hidemi_golf

Regina2024春号より転載 撮影/田中宏幸、ALBA、Getty Images イラスト/丸口洋平 ホール図/佐藤信男 スタイリスト/林かよ  エディター/たかはしよし子 撮影協力/足利城ゴルフ倶楽部 

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