【秋山真凛が教える】50センチのパットを外す人は順回転になっていない可能性アリ!

50センチのパットを外したことってありませんか? こんな距離外すわけないだろうと思ってストロークしたボールがカップの横をツーッと通過したり、まさかのショート……。これほどもったいない1打はないですよね。確実に沈められるところは沈めておくことが、スコアをまとめるコツでもあります。今回は確実にショートパットを決めるコツを紹介しちゃいます!

3パットも防げる!?秋山真凛流スタート前にぜひやっておきたい練習法

Q:先日、50センチのパットを2回も外してしまいました。こんなことではいつまでも100を切れません。ショートパットを確実に決める方法を教えてください!

A:ボールを真っすぐ転がす練習をするしかありません!

通常のストロークさえしておけば、50センチの距離はかなりの確率でカップインできるはずです。それを外してしまうのは、いつもどおりのストロークをしていないからです。例えば、スタンスをきちんととらない、フェースを目標に合わせない、ラインを確認しない、インパクトを見ない、ヘッドを真っすぐ出さないなどが考えられます。

どんなに短い距離であっても、フェースが目標を向いていなければカップインはできません。同様に、インパクトの前から顔が上がってボールを見ていなければ、正確にボールをヒットできないのでミスパットにつながります。結構切れるラインなのに、それを確認せず、カップを狙うと傾斜に負けてカップを外します。ヘッドを真っすぐ出さず、カット軌道で打ったり、インサイドアウトの軌道で打つと、ボールの転がりは一気に悪くなり、ショートします。

ボールにサイドスピンがかかると、傾斜によっては大きく曲がることも珍しくありません。当然、そのようなストロークではカップインが難しくなるでしょう。

50センチぐらいのショートパットで一番大切なことは、気を抜かないことです。さらに、ボールに対して真っすぐな回転を与えること。ボールが真っすぐに転がりさえずれば、カップを外す確率は一気に低くなるはずです。

短い距離だからといって、いつもどおりのアドレスをすることなく、インパクトも見ずにボールを打つと外す確率は高くなります

◆さらにワンランクアップ! ボールに線を引き、自分が真っすぐ打っているかどうかをチェック!

ボールに対して順回転を与えられているかどうかをチェックするには、ボールの外周にラインを入れることです。そのラインが目標を向くようにボールをセットしましょう。いつもどおりにストロークをして、ラインが真っすぐに見えるようなら順回転になっています。しかし、そのラインが斜めになっている場合は、横の回転がかかっていると判断するべきです。

 ラインが真っすぐに見えない人は、アドレスからチェックしてください。右手でフェース面を目標に対してスクエアに合わせたら、体のラインもボールと目標を結んだラインに対して平行に合わせます。あとは、ヘッドを真っすぐ引いて、真っすぐ出し、インパクトでフェースがスクエアに戻りさえすれば、ボールに順回転がかかり、ラインも真っすぐに見えてきます。その際、インパクトの瞬間をしっかりと見るように心がけましょう。

真っすぐ転がらない人は、右手でフェース面を目標に対してスクエアに合わせます

ボールと目標を結んだラインに対して体のラインをスクエアに合わせます

ヘッドを真っすぐ引いて真っすぐ出します

転がりが順回転ならカップインするはずです

練習ではボールに入っているラインが真っすぐに見えるように打ちましょう。ラインは自分で入れても構いません

◆秋山真凜プロフィール

秋山真凜(あきやま まりん)/1996年10月12日生まれ、福岡県出身。158cm。プロ野球「ソフトバンク」前監督で野球解説者の秋山幸二氏の娘。ベストスコア69を記録した中学時代からプロゴルファーを目指し、数々のジュニア大会で好成績をおさめる。TPI Golf Lv.2 Junior Lv.2を取得。現在は、リポーター、スポーツキャスターとして、ゴルフ番組をはじめ多数のメディアに出演。特技は英語、韓国語で、2021年のZOZO CHAMPIONSHIPでは、タイガーウッズ氏のラウンド後のインタビューも担当。『秋山真凜のYouTubeチャンネル』/インスタグラム(@marin_akiyama)

◆取材協力/南総カントリークラブ

撮影/村上悦子 取材・文/山西英希  衣装提供/テーラーメイドゴルフ

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