大叩きなんて、もうしない!  こんなときのリカバリーショット術〈1〉

困難を受け入れて冷静に対応すれば、ピンチが一気にチャンスに!

ラウンド中、誰にも必ず一度はやってくるトラブル。ボールが悪いライに止まって大叩きしちゃった…なんて経験ありますよね。今回は様々なトラブルケースを想定して、リカバリー方法をご紹介。方法論さえわかれば、打ち方は簡単。冷静に対応できるようになれば、スコアアップ間違いなし!

CASE1 バンカーで目玉になっちゃったさあ、大変!!

目玉になるということは、写真のように左足上がりの状況が多いでしょう。その際にやってはいけないのが、バンカーから出したいと思うあまり上から打ち込んでしまうこと。これでは何度やっても出ません。体がグラグラしないよう体重はセンター、ボールは真ん中に置きます。クラブの逆くの字の部分(写真中央の白線)で、5センチ手前の砂をはらうように打つだけ。フィニッシュをしっかり取ろうとすると崩れてしまうので、当てるだけでOKです。

上から打ち込まずに、横から当てる感じで打つ

上から打ち込まずに、横から当てる感じで打つ

CASE2 ふちにボールがあってスタンスは外!!

股関節を落として重心を下げることがポイント

股関節を落として重心を下げることがポイント

バンカー内にスタンスが取れないような状況では、いつもと同じアドレスを取れるかがカギになります。腕を通常の位置まで下げるためには、股関節を落として重心を下げます。このときも体がグラグラしないように、体重はセンター、ボールは真ん中です。打ち方はクラブを上げたら振り子のように手首を使って下ろすだけ。グリップエンドを下に引いて鋭角に振り下ろします。クラブの通り道がVの字を描くようにイメージしましょう。

振り子のよういVの字打ち

振り子のよういVの字打ち

★教えてくれたのは袋井理代プロ
1998年プロテスト合格。現在はジュニアをはじめ幅広いゴルファーに向けた、わかりやすいレッスンが人気。自らもレジェンズツアーで試合復帰するため技術磨き&トレーニング中!
次回のあるあるトラブル解決法をお楽しみに!