毎週150人以上の生徒にレッスンをしているという木原睦美プロが教える100切り女子への道。アプローチ編のラストはグリーン奥からのアプローチです。グリーン面が下っているだけでなく、ピンが近いことも多いので難しい状況ですが、グリップを変えるだけでフワッとしたボールを打つことができます。
右手のグリップを一度離し、クラブの下から当てて握ってみましょう
グリーン奥からのアプローチでは、ピンに向かってグリーンが下っていることが多いため、ピンまでの距離に合わせてクラブを振ると、ボールが転がってピンをオーバーしてしまいます。一度でもそのような経験をすると、ついインパクトを弱めたり、振り幅を極端に小さくするため、ザックリなどのミスが出る傾向にあります。これを防ぐには、右手をクラブから一度離し、クラブの下から手のひらを当てるようにして握ってみましょう。
通常、右手の親指はクラブの真上よりも左にきます。親指と人差し指でできるⅤ字が首と右肩の間を指す感じです。そこから、一度右手を離し、クラブの下側に手のひらを当ててから握り直すと、右手親指はクラブの真上よりも右にきて、人差し指とできるⅤ字は右肩を指します。
最初のグリップだと緊張して力が入った時にインパクトでクラブフェースが被り、トップなどのミスが出ますが、握り変えたグリップでは、フェースが被りにくいのでそのような心配はありません。しかも、ボールがフワッと上がるので、距離に合わせた振り幅でもボールが転がり過ぎず、スイングを緩める動作もなくなります。
通常のグリップは右手の親指がクラブの真上よりも左にくる
右手を一度クラブから離し、クラブの下に手のひらを当ててから握る
右手親指はクラブの真上よりも右にくる。このグリップだと、緊張して力が入ってもフェースが被らないので、ボールが転がり過ぎることがなくなる
右手のグリップを変えると、ボールが高く上がるようになる
グリップを変えてうまく打てない人は、クラブをいつもよりインサイドに上げてしまいがちです。その結果、正しい位置にクラブヘッドを戻していないことが原因だと考えられます。自分なりにいつもと同じ位置にヘッドが上がっているかどうかを確認してみましょう。
右手のグリップを変えたことで、バックスイングでクラブをインサイドに上げ過ぎていることがよくある
グリップを変える前と同じように、クラブヘッドを真っすぐ後ろに引くイメージを持つ
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