大人の魅力が光る♪ 2026男子プロゴルフツアーの“推せる”プロ【30代編】

選手生命が長いゴルフの世界で、30代は経験と実力が重なり合う世代。経験値が積み重なり、プレースタイルもキャラクターもよりくっきりしてきます。その魅力を楽しむべく、個性的な“推しプロ”をピックアップしてみました。

ゴルフ場に足を運んで試合を見るのもよし。海外の試合をチェックして、いつか現地に行ってみたくなるのも“推し活”ならではのステップアップです。プレー中の真剣な姿と、ときおり垣間見える素顔。その両方を楽しみながら、Let’s “ツアー沼”!

【阿久津未来也プロ】ツアーを背負う新選手会長。熱いプレーと素顔のギャップがメロい

キレのいい発言と、ファンへの思いあふれる姿で存在感を放つ新選手会長。学生時代からさまざまな場面で人をまとめる経験を積み、昨年は選手会副会長としてツアーのさまざまな場面で活躍してきた“ツアーの顔”でもあります。

2025年にはミズノオープンでツアー初優勝を飾り、全英オープンにも出場。大きな経験を積み、プレーヤーとしても一回り成長しました。

コース上では熱いプレーを見せる一方、ホールアウト後にふっと見せる柔らかな表情とのギャップも魅力。選手としての飛躍とともに、ツアーをさらに盛り上げていく存在として応援する楽しみも広がります。

【木下稜介プロ】松山英樹を追い続ける男。静かな闘志を秘めた実力派プレーヤー

男子ゴルフ界では“石川遼世代”とも“松山英樹世代”とも言われる1991年生まれ、34歳。奈良県出身ですが、香川西高校でゴルフをしていたため、愛媛県松山市出身で高知県の明徳義塾高校に通っていた松山英樹選手とは学生時代から同じ舞台でプレーしていました。

そんな背景もあり、マスターズ王者となった松山プロに追いつきたいという思いは強く、海外志向も持ち続けています。

2025年の日本オープンでは激戦の末、片岡尚之プロに1打差で惜敗。あと一歩でマスターズ出場権を逃す悔しい結果となりました。だからこそ、次のシーズンへの思いはさらに強くなります。

熱いプレーとは対照的に、ホールアウト後は繊細で穏やかなナイスガイ。握手やサインをお願いしてみると、その人柄にさらに“推し度”が上がってしまうかもしれません。

【比嘉一貴】闘志あふれるプレーが魅力! ツアーを駆け回るタフガイ

たくましさでは誰にも負けない30歳。沖縄県出身で、東北福祉大学時代から全国の舞台で活躍してきました。

2017年にプロ転向した際にはQTで失格という悔しい経験も。それでもチャンスを求めてアジアンツアーに進出し、2018年と2019年は日本の下部ツアーで経験を積みます。そして2019年にツアー初優勝を達成しました。

2022年には年間4勝を挙げ、身長158cmでツアー史上最も小柄な賞金王に。2023年は欧州DPワールドツアー、2024年は日本ツアー、2025年はアジアと日本で合計33試合に出場するなど、そのタフさは群を抜いています。結果として、日本人初のアジアンツアー賞金王にも輝きました。

ドライビングディスタンスは平均296.08ヤード(2025年ツアー24位)。決して体格に頼るタイプではありませんが、スキのないプレーとしぶとさでスコアを積み重ねる姿は、ゴルフの奥深さを改めて感じさせてくれます。

次はどんな舞台で、どんなプレーを見せてくれるのか。そのタフガイぶりを追いかけるのも、ツアー観戦の楽しみのひとつです。

写真/Getty Images 取材・文/小川淳子(清流舎)

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