女子プロも苦しめられる熱中症! コンペをキャンセルする勇気も【女子プロインスタニュース】

「観測史上最高に暑い夏」とまで言われている2023年。連日30度、35度を超える炎天下でのプレーとなり、熱中症とみられる症状で選手たちが棄権・搬送される状況が続いています。日差しの強さが多少和らいだとはいえ、夏の疲れが出るこの時期も例外ではないよう。先日、北海道で開催されたニトリレディスでは、試合当日朝に藤田さいきプロが欠場を決めました。

今回もファッション、美容、ライフスタイルなど女子プロゴルファー自身が発信するSNS投稿の中から、Regina読者がチェックしたくなるような話題をピックアップしました。プレー中では分からない選手の素顔をちょっとずつ紹介していきます!

◆河本結プロ、安田祐香プロも……夏の試合では選手たちが次々とダウン

藤田さいきプロ Getty Images

今年7月〜8月は、日本各地で猛烈な暑さが続きました。この酷暑は、屋外・長時間でのプレーをするプロゴルファーのコンディションを直撃。7月には河本結プロや安田祐香プロ、植竹希望プロ、神谷そらプロ、上田桃子プロらも熱中症で試合を棄権したこともありました。

もちろん、選手やキャディ、スタッフは日頃から食事や睡眠、水分補給、日傘・帽子、木陰で休むなど十分に対策しているはず。それでも避けられずに体調を崩してしまうのが、今年の暑さ、熱中症の恐ろしいところでしょう。

◆北海道での試合なのに……試合当日に欠場を決めた藤田さいきプロ

8月24日〜27日は、北海道・小樽でニトリレディスゴルフトーナメントが開催されました。例年なら涼しく、ほっと一息というところですが、今年は猛暑の影響か、異例の30度を超える暑さ。出場予定だった藤田さいきプロは自身のインスタで、体調がすぐれなかったことから、試合当日の朝に欠場を決めたことを報告しています。

「先週から熱中症の症状が出ており、弱っていたところに夏風邪をひいてしまいました。プロアマ当日、体調が悪く途中棄権し、すぐに病院へ向かい診療と点滴を受けましたが回復には至らず…」とその経緯を伝えました。

【写真:藤田さいきプロ公式 Instagram(saiki_fujita)より】

「得意なコースだったのに悔しいです」というコメントにもある通り、いちばん悔しいのは藤田プロ自身でしょう。ファンからのコメントは藤田プロの体調を心配したり、理解を示すものばかりでした。

「応援している選手の欠場は残念ですが、健康第一。スポンサー、大会関係者、ファン…複雑な事情かあるとは思いますが、この状況下です。熱中症で倒れる前に欠場、棄権してもやむを得ないと思います」
「年々、残暑厳しい状況となっておりますので、何卒、ご無理だけはなさらないでください」
「お大事にしてください。北海道でも暑いなんてね」

など、気遣う言葉が並んでいます。もちろんプロゴルファーである以上、1試合多く出たいもの。だからこそ、試合の欠場を決めるのも大変だったことでしょう。

【写真:林菜乃子プロ公式 Instagram(h._.nanoko24)より】

また、ニトリレディスに出場した林菜乃子プロはこの試合、熱中症で棄権していました。それほどまでに暑さが深刻、予想以上に身体に負担がかかっているということですよね。

アマチュアでも、「楽しみにしていたコンペだから」「今まで平気だったから」「水分補給しているから大丈夫」などの理由で、ちょっと体調不良でもラウンドできると思いがちです。でも、睡眠不足だったり、夏の疲れが蓄積している時期。少しでも不安を感じたり、体調が良くないかもと思ったら、藤田プロを見習って早めに相談したり、キャンセルを申し出るのがいいかもしれません。

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