【臼井麗香プロ】“擬音”でつくる高再現性スイング【大本コーチおすすめの症状別擬音はコレ!】

おしゃれで強くてかわいい!と、女性ゴルファーからも注目を集める、黄金世代・臼井麗香プロ。臼井プロがレベルアップするために活用したという“擬音”について、臼井プロと大本コーチに聞いてみました。

【これまでの擬音スイングをおさらい!】

今回はこれまでの擬音スイングのまとめを大本コーチからワンポイントアドバイス!ぜひ参考にしてみてください♪

◆【ドライバー編】大本コーチオススメ症状別擬音はコレ!

⃝オーバースイング気味の人→『パン、パーン』
バックスイングのときに『パン』という擬音を入れることで、トップをコンパクトにできる

⃝カットスライスの人→『バチーン』
フェースが開いているので、フェースをしっかり閉じる擬音をイメージ

⃝振り切れない人→『スッ』
フィニッシュで自分の体が止まっている擬音をイメージする。『ピタッ』、『スタッ』でも可

⃝飛距離が出ない人→『バチーン』
インパクトが弱いので、ボールにヘッドが激しく衝突する音をイメージする。『ズバーン』でも可

⃝打ち急いでる人→『スーッ』
バックスイングが速いので、クラブを上げるときに伸ばす音を入れる。『ツーッ』でも可

◆【フェアウェイウッド編】大本コーチオススメ症状別擬音はコレ!

⃝ボールが上がらない人→『スパーン』
ヘッドスピードが足りないので、ヘッドが走るイメージの擬音を使う。『パシーン』も可

⃝チョロが出る人→『スパーン』
ダウンスイングで体が左サイドに突っ込み、ヒールに当たるのが原因。体の右サイドに軸があるとイメージしながらヘッドが走る擬音を使う

⃝プッシュアウト→『スパーン』
ヘッドが走らないことでフェースが開くのが原因。フェースを閉じるイメージを持ちながら、ヘッドが走る音をイメージする

◆【アイアン編】大本コーチオススメ症状別擬音はコレ!

⃝縦の距離感が合わない人(力が入らない人)→『バチーン』、『ドスーン』
ヘッドを地面までしっかりと届かせるために、力の入る擬音を使う

⃝縦の距離感が合わない人(力が入る人)→『スパーン』
ヘッドを走らせる擬音を使うことで、ロフトどおりにボールをヒットできる

⃝ラフから打つとき→『ドスーン』
芝の抵抗に負けないように、力が入る擬音を使う

⃝スライスが出る人→『ズバーン』、『バチーン』、『スパーン』
カット軌道が原因の人は、体の軸が左に流れないように注意して、腕を捻りながら強めの擬音やヘッドが走る擬音を使う

〇ダフる人→『カツーン』、『スパーン』
クリーンヒットする擬音をイメージ

⃝トップする人→『ドスンッ』、『ドシンッ』
ヘッドが地面に届く擬音を使用

◆【グリーン周り編】大本コーチオススメ症状別擬音はコレ!

⃝ザックリする人→『スパーン』
ヘッドが砂に刺さるのが原因なので、走らせる系の擬音を使う

⃝ホームランする人→『ストーンッ』
アプローチのトップと同じ理由でヘッドを砂面に下ろしたいので『ストーンッ』とヘッドを落とす擬音を使う

◆教えてくれたのは…

臼井麗香 うすい・れいか/1998年12月7日生まれ、栃木県出身。昨年はトップテンに3回入るも、賞金ランキング59位でシード権を獲得できなかった。今季は初シード獲得と初優勝を目指す。ディライトワークス所属。

大本研太郎 おおもと・けんたろう/1974年1月18日生まれ、宮城県出身。PGAティーチングプロA級。スイング解析などの実践的なレッスンを中心に行う。臼井麗香や東浩子らのツアープロコーチとしても活躍。GPC恵比寿ヘッドコーチ。

週刊パーゴルフ 2020VOL.22掲載 取材/構成・山西英希 撮影・鈴木 祥 取材協力・船橋カントリー俱楽部(千葉県)