今どき女性ゴルファーの“接待ゴルフ”で気をつけたいこと

今も昔もある「接待ゴルフ」では、ビジネス関係者に気分良くラウンドをしてもらいたいと考える人が多いですよね。

「スコアがまとまりやすいゴルフ場を選ぶのが大原則」「接待先よりも、いいスコアで回ってはいけない」など、接待ゴルフ特有の“極意”が囁かれているのを耳にしたことのある女性ゴルファーは多いはず。

一方、最近では若い世代ほどガチガチの「接待ゴルフ」をする機会は減っているのも現実で、そうは言っても、ビジネスでいい進展を望みたい相手とのゴルフでは「どの程度、接待感を出すべき?」と考えてしまうこともあるでしょう。

メンタル心理カウンセラーの並木まきが、今どき女性ゴルファーにおける「接待ゴルフ」で心得たいことをお話します。

◆相手の年代によって「接待感」の調整を

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ゴルフは老若男女を問わずに楽しめるスポーツ。それゆえに、接待の場としてゴルフが使われることは少なくありません。20代の人と70代の人が、同じ場所でそれぞれのレベルに応じて一緒に楽しめるスポーツはなかなかないだけに、こういった背景もゴルフが接待のシーンに使いやすい理由です。

仕事の取引先、これから取引が見込めそうな相手が「ゴルフをする」と聞いたら、関係を深めるために積極的にラウンドを活用する営業術も有効で、ゴルフではほぼ丸1日をともにすることから、急速に相手との関係性が深まるチャンスにしやすいですよね。

ただし、昨今ではガチガチの接待を嫌がる人も珍しくありません。若い世代ほどその傾向は顕著で「取引先とのラウンドであっても、こちらに必要以上の気を遣わないで一緒に楽しめるゴルフをしたい」と考えている人が多いよう。しかし一方で、世代が上になるにつれ「接待ゴルフ」の日には、いかにも“接待感”のあるラウンドを好む人もまだまだいます。

つまり、相手の年代によって「接待感」を調整できれば、ゴルフの場を上手に接待の場として活用しやすいでしょう。

続いては、今どきの「接待ゴルフ」で、相手の年代を問わずに心得ておきたいことを解説します。

1:わざとらしい「お世辞」は控える

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接待ゴルフでは、相手に気分良くラウンドをして帰ってもらうのが、最大の目的だという人もいますよね。けれど、わざとらしさを感じる「お世辞」を多用するのは、逆効果になることもあるので要注意です。

相手がナイスプレーを出したときに大袈裟に褒める程度ならまだしも、まったくスコアがまとまっていないのに「やっぱりお上手ですね」、スイングが崩れているのに「かっこいいスイングですね!」などと盛り上げ過ぎてしまうと、場面が白けるだけでなく下心が見え見えになりやすいでしょう。

接待をしたいラウンドであっても、相手を褒めるときには「褒めても不自然ではないこと」を口にするのが無難です。

2:“女性であること”を利用しない

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昔から日本では、“接待=女性とキャッキャできると喜ばれる”という前提がまかり通っていて、相手が男性であれば、気分を良くさせるために女性に接待をさせる文化が根付いてきました。そんな背景が影響して、現代でも「接待=女性がもてなすと喜ばれやすい」という考えが残っているのも現実です。

しかし、女性ゴルファーが接待ゴルフの場にこの考え方を持ち込んで、自分の“女性”という性を活用しようとするのは、おすすめできません。

その場では相手が喜んでいるように見えたとしても、安っぽい印象を与えるばかりでなく、「あなたに、異性として関心があります」などの間違ったメッセージを相手に与えてしまうきっかけにもなりやすいため、のちのちのトラブルの火種にもなりやすいでしょう。

具体的には、身体のラインが強調されすぎるウエアを接待のために着用したり、相手のために尽くしすぎる振る舞い、キャッキャと騒ぐ話し方を多用したりするのは、同伴者からの印象を悪くすることもあるので、控えたほうが賢明です。

「接待ゴルフ」は、上手に活用できれば、ビジネスにおいて大きな結果をもたらしてくれるチャンスです。しかし気合を入れて臨みたい接待の場だからと言って、“やりすぎ”になったり誤った方向でもてなしたりといったことになれば、結果として自分の評価を下げてしまうことにもなりかねません。

相手の年代や性格を見極めたうえで、いかなるときも自分を安売りすることなく楽しくラウンドができれば、接待ゴルフは「成功」と言えるのではないでしょうか。

並木まき

並木まき/元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。