【銀座のかずこママがズバリ言うわよ!】ゴルフのお悩み 解決サロン Vol.5

銀座6丁目にある「銀座Room」は、遊びなれた紳士や淑女が夜な夜な訪れる会員制バー。お目当ては、オーナーのかずこママを中心にくり広げられるウィットに富んだおしゃべり。人を愛し、ゴルフを愛するかずこママが、Regina webに登場。ゴルフにまつわる「あるある」悩みをズビシッと解決してくれます!

「後輩のビギナー女子、ミスするたびに騒ぐリアクションがウザい」

先日、「早くうまくなってほしいから」と、ゴルフを始めて間もない後輩女子を連れ、会社の仲間とラウンドしました。その彼女、ショットがうまくいかずなかなか前に進まないのはガマンできるのですが、ミスするごとにギャーギャー騒いだり、いちいちリアクションがウザくてついイライラ。

「うるさい」って言ってしまえばカドが立つし、それがきっかけでゴルフを嫌いになってほしくありません。それに、このままだと彼女にとってもマイナス……。わかってもらうにはどうしたらいいでしょうか?
(メーカー勤務・けいこ 38歳 既婚 ゴルフ歴 10年)

ポジティブ発言の方がステキだよって言ってあげましょ

日本人って、“言わずに察する”的な文化があるけれど、結局のところ、人は言わなきゃわからないと思うの。アナタが不快に思っているってことは、周りの仲間もそう感じてる可能性が高いわけだし、だったらアナタが悪役になって、ハッキリ言ってあげてはいかがかしら。ただし、辛辣な言葉で言い放つのではなく、あくまでも愛情を込めてね。

わたしだったら、「ネガティブなことばかり言ってたら、みんなの気分も悪くなっちゃうよ。それよりも“次がんばろう”ってポジティブな言葉の方がステキだし、みんなも応援しようって気持ちになると思うよ」って、言葉をかけるわ。

失敗しちゃった、こうすればよかった、とかは、終わったことに対する発言よね。ギャーギャー騒ぐのも、起きてしまったことに対する反応なワケだし。

終わったことに対してなにを言ってももう戻ることはできないもの。それよりも次にどうするべきか、次のことを考える人の方がステキだし、ゴルフもうまくなる。大げさかもしれないけれど、そういう積み重ねで人生だってポジティブになれると思うの。

これは、ビギナーだけならず、すべてのゴルファーにも言えること。過去を振り返ってばかりいると、人生も停滞しちゃうわよ!

かずこ(Kazuquo)ママ プロフィール

“一見さんお断り” 銀座6丁目の会員制バー『銀座Room』を経営。常連には多数の女子プロゴルファーが名を連ねる。名門コースの会員権をもつほど、自身も大のゴルフ好きで、年2回のコンペを主催。著書に「東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲」(集英社刊)がある。インスタグラム(@kazuquo)もチェック!