【2019新ルール】ゴルフのベストシーズン前におさらい! 2019年新ルールはここが変わった!【3】

ゴルフのルールが2019年から大幅に改定されました。改定されたことは知っていても、まだまだなじみがない女性ゴルファーも多いのではないでしょうか。これからラウンドやコンペの機会も増える今、もう一度おさらいをしておきましょう♪

まずは「これさえおさえておけば大丈夫!」 15のポイントをご紹介。デキる女性ゴルファーになるために、しっかりチェックしてゴルフのベストシーズンを迎えましょう!

〈関連リンク〉【2019新ルール】ゴルフのベストシーズン前におさらい! 2019年新ルールはここが変わった!【2】

地面に食い込んだボールは、ジェネラルエリアであれば無罰で救済

埋まってしまったボールはジェネラルエリアなら救済できる!(写真:GettyImages)

旧ルールではフェアウェイのみの救済が可能だったが、新ルールではエリアが広がり、ジェネラルエリアの地面に食い込んでいるボールは罰なしに救済を受けられるようになりました。

地面に食い込んでいた場所の直後を基点に、1クラブレングス以内のジェネラルエリアにドロップとなります。(規則16.3参照)。

ちなみに”地面に食い込んでいる”とは、球が土に触れていないという事実にかかわらず、球の一部が地表面以下にあることを指します。

罰なしの救済であっても、ボールの取り替えが可能に

ルールに基づいて救済を受ける場合は、ボールを別のボールに取り替えることができるようになりました。

カート道路がプレーの意図する区域にあったり、ボールが修理地やカジュアルウォーター内にあったり、地面に食い込んでいる場合などでの罰なしの救済であっても取り替えられるようになりました。

怒ってラウンド中に損傷したクラブは、そのまま使うか修理するかの2択

わざとではないんですが…クラブが真っ二つに折れてしまって…。(写真:GettyImages)

普通にプレーをしていれば、特に女性ゴルファーにはなかなか考えられない状況かもしれませんが、こんなルールも。

プレー中に、
1.地面に叩きつける、怒って放り投げる

2.シャフトやヘッドがスイング中に偶然、木や石、人工物などに当たる、キャディが落とすなど、

理由を問わずに自分の責任で損傷したクラブは、壊れたまま使うか、遅延することなく修理するかの2択に。

なお、他の人や風、水、重力、動物、自然物、人工物などによってクラブが損傷した場合は、遅延や同じコースでプレー中の競技者から借りる、ラウンド中にそのプレーヤーのために誰かが運んでいた部品からクラブを組み立てることをしなければ、クラブを取り替えることができます(規則4.1参照)。

2度打ちは罰打がなくなり、あるがままにプレー続行

ラフからのショットなどではまれに、一度のスイングで偶然2回以上、クラブがボールに当たってしまうことがありますよね(俗に「2度打ち」という現象)。

旧ルールでは1罰打が科せられましたが、新ルールでは罰はなし。1回のストロークとみなされ、ボールが止まった場所からプレーを続けられるんです(規則10.1a参照)。

【推奨プレー】自分の打順がきたら40秒以内に打とう!

ラウンド中は同伴競技者や後続の組のことも考え、できるだけ速やかなペースでプレーすべきなのは、ご承知のとおり。

ボールのところに行くまで、ホール間など、常にプレーファストの意識が大切です。そして今回、規則の中に明記されたのが「障害や気を散らすものがなく、プレーできるようになってから『40秒』以内に打つ」という具体的な推奨時間。

簡単にいうと「自分の打順がきたら40秒で打って」ということ。

これを機に、一度、自分のプレースピードを測ってみるのもいいかもしれませんね(規則5.6b参照)。