「えっ! プレ4でティアップできるの?」プレーイング4のルールを知って有効活用しよう

1打目OBになった場合、前方の特設ティで4打目からショットができるローカルルールがあります。いわゆる「プレーイング4(プレ4)」ですが、実はプレ4ではティアップできるんです。初心者のうちは誰でも戸惑うでしょう。フェアウェイでティアップなんて考えもしなかった人には驚きですよね。プレーイング4のルールをうまく活用すれば、ベストスコア更新も夢ではありません。1打目のミスを挽回しましょう!

イメージ画像/Adobe stock

◆プレーイング4はローカルルール。ラウンド前に確認を

ティイングエリアのヤード看板以外に「1打目OBの場合、特設ティからプレーイング4としてショットしてください」という主旨の看板を見たことありませんか。これが、いわゆる「プレ4」のことです。ティショットがOBもしくはロストボールになった場合、本来なら1打罰を受けて3打目からスタートになります。しかし、3打目もOBであったり、さえないショットをしてしまうと、どんどん時間がかかってしまいます。プレーイング4は、スロープレー防止のためのゴルファー救済措置になります。

ただしプレーイング4は、ローカルルールであるためゴルフ場によって扱い方が異なります。「プレーイング4としてプレーできる」と「プレーイング4にてショットして下さい」だと強制力が違います。ゴルフが上手な人だと、1打罰を加えて3打目からプレーする方が有利になる場合があります。しかし、プレーイング4に強制力があるコースだと、後の組のゴルファーとトラブルになりかねません。トラブル回避のためにラウンド前にはスコアカードの裏面やクラブハウスの掲示板をしっかり確認しましょう。

◆マイナスばかりじゃない! 初心者ゴルファーならどんどん活用しよう

1打目がOBだと気分がダダ下がりになりがちですが、冷静に考えるとプレーイング4を有効活用しない手はありません。特設ティの設置場所は、1打罰を加えた3打目ナイスショットの想定落下地点になります。パー4ならば、グリーンまで100〜150ヤード地点、パー5なら残り200〜250ヤード地点になります。この距離から3〜4打でホールアウトを目指せば、スコア120の壁を越える可能性が見えてきます。初心者・初級者ゴルファーは、ミスなしで3打で特設ティエリアまで行くのも難しいかと思います。ボールを追って、走り回っているかもしれません。1打目OBで気分ダダ下がりかもしれませんが、体力温存、集中力を保つためと思い、ポジティブにプレーイング4を活用してみましょう。

◆ベストショットできる環境はあなたが作る! プレーイング4の有効活用術

プレーイング4はローカルルールなので事前に確認は必要ですが、ティアップできます。距離によってはロング、ミドルアイアンもしくは、フェアウェイウッドを使用する場合があります。長いクラブなら地面から打つよりも、ティアップしたほうがショットの難易度が低くなります。あなたが中級者、初級者ならば「いかにベストショットできる環境を作るか」に力を注ぐべきです。そもそも、特設ティを使用している時点でトラブルが起きている状態。1打目のミスを挽回できるようプレーイング4でナイスショットが打てれば、まだまだ望みがあります。

フェアウェイ上に特設ティはあるので、ティイングエリアと比べるとフラットではありません。意識しないといつの間にか、つま先上がりなどの体制になってて、いつも通りのショットができないこともあります。なるべく平らな所にセットしましょう。どうしても平らな所がない場合は、あなたが得意な傾斜を選択するのも有効ですよ。好きな所に置けるメリットを最大限利用して、ボールの置き場所はしっかり考えましょう。

たとえば、グリーン右側にバンカーなどがある場合、ボールが抜けないようにするため、つま先上がりの傾斜を選択することなどです(レフティの場合は逆)。1打目OBで気分が落ち込んでたり、冷静な判断ができない時こそ、落ち着きましょう。過去の1打は取り戻せませんが、次の1打はまだ何とかなります。あなたが有利になる環境を作りだし、うまくプレーイング4を利用して、1打目が帳消しになるウルトラショットを打っちゃいましょう!

◆プレーイング4を有利に活用すれば、ベストスコアが目指せる!

1打目OBはしょうがない! というかプロでもOBすることはあります。一番いけないのは、過去のショットを引きずって、未来のショットまで影響されてしまうことです。プレーイング4は初心者~中級者にはありがたいゴルファー救済措置です。ティアップすれば、わざわざ難しいライからショットする必要はありません。焦らず、落ち着いて特設ティの傾斜の具合を見たり、グリーン周りのトラブル箇所を確認してベストショットを打って行きましょう。

取材・文/夢書房

おすすめの関連記事