【2019新ルール】ゴルフのベストシーズン前におさらい! 2019年新ルールはここが変わった!【2】

ゴルフのルールが2019年から大幅に改定されました。改定されたことは知っていても、まだまだなじみがない女性ゴルファーも多いのではないでしょうか。これからラウンドやコンペの機会も増える今、もう一度おさらいをしておきましょう♪

まずは「これさえおさえておけば大丈夫!」 15のポイントをご紹介。デキる女性ゴルファーになるために、しっかりチェックしてゴルフのベストシーズンを迎えましょう!

〈関連リンク〉【2019新ルール】ゴルフのベストシーズン前におさらい! 2019年新ルールはここが変わった!【1】

ドロップは『ヒザの高さ』から、プレーヤーや用具に触れないように真下に

ヒザの高さから真下ですよね? 分かってますって~。(写真:GettyImages)

ボールのドロップは、真っすぐ立ったときのプレーヤーのヒザの高さから真下に落とすルールに改正となりました。

ヒザの高さからであっても、ボールを投げる、回転をかける、転がすなどの行為をしたり、ボールが落ちている間に体の一部や携帯品に当たった場合は、ドロップはやり直し。

現行ルールの「肩の高さにボールを持って腕を伸ばしたままドロップ」しても、やはり間違った方法としてドロップし直さなければなりませんので、注意が必要です。

間違ったドロップ方法をした場合は、何度でもドロップのやり直しが必要です。もし、間違ったドロップ方法のボールをそのままプレーした場合、救済エリアからの場合は1罰打、救済エリア外からプレーした場合は2罰打となります(規則14.3b参照)。

また、ドロップの際にボールを変更することも可能です(規則14.3a参照)。

クラブレングスに使うクラブは、パターを除く最も長いクラブ

ちゃんとドライバーで測りますよ!(写真:GettyImages)

旧ルールでは、ラウンド時にクラブバッグにあるクラブはどれを使ってもよかったこちらのルール。今回のルール改正で、クラブレングスに使用するクラブはパターを除く最も長いクラブとなりました。

断定はできませんが、たいていのプレーヤーはドライバーということになるのではないでしょうか。

池にボールが落ちて救済エリアの基点を特定する場合など、箇所、点、線、区域、距離を推定したり計測するときには、プレーヤーの合理的な判断の下に決めればOK。あとでそれが誤っていたと判明しても罰にはなりません。

ドロップしたボールは救済エリア内に落ちて、かつそのエリア内に止まらないといけない。

落ちた場所も止まった場所も救済エリアでないといけない。(写真:2019年規則書)

旧ルールでは、救済地点から1または2クラブレングス以内にドロップした場合、その区域の外まで転がっても2クラブレングス以内までならインプレーとなっていました。

しかし、新ルールでは正しい方法でドロップをしても、

1.救済エリア内からボールが出て止まってしまった

2.救済エリアの外にボールが落ちてからエリア内に転がり込んできて止まった

という場合は再ドロップが必要となります。

ただし、一度救済エリア内にボールが落ちた後に偶然に人や用具または同伴競技者、そのキャディ、動物などに触れても誰にも罰はなく、救済エリア内にボールが止まっていればインプレー。

1のケースで再ドロップしても救済エリア内に止まらなかったら、2度目のドロップで最初に地面に触れた地点にプレースとなります。

2のケースはドロップ自体が間違っているので、救済エリア内にボールを落とすように注意してドロップし直し。

なお、救済エリアから出たボールをそのままプレーすると、誤所からのプレーで2罰打となるので注意(規則14.3c参照)。

リプレースする場所が明確でない場合は、その箇所を推測してリプレース

ボールを捜しているときに偶然動かしてしまった場合などは、リプレースする場所が明確に分からないこともあり得ます。

その場合、プレーヤーが合理的な判断の下に場所を推定し、そこにリプレースすればよいというルールに。ドロップする必要はありません(規則14.2c参照)。

ボールを捜しているときに偶然、動かしても罰はなし!

林やラフや草むら、枯れ葉の積もっている中などでボールを捜しているときに、プレーヤーや自分のキャディ、同伴競技者などが、うっかりボールを動かしてしまうケースがあります。

そのボールは元の位置にリプレースすれば、誰にも罰は科せられません。なお、リプレースせずに動いた位置からプレーしてしまうと2罰打に(規則7.4参照)。

打ったボールが自分や自分の携帯品に偶然当たっても罰はなし!

パッティンググリーン以外から打ったボールが偶然、自分のキャディ、携帯品や用具、同伴競技者との共用物(カートなど)に当たったり、ボールが跳ね返ってプレーヤー自身に当たったりしても罰はなく、プレーはボールが止まった場所から続行します。

ただしパッティング時に人や動物、動いているボールに当たった場合は、ストロークを取り消して元の場所にボールをリプレースして打ち直し。

また、パッティンググリーン上で他のボールが止まっているときにパッティングをして、当たった場合はプレーヤーに2罰打。さらにそのストロークの前に、その両方の球がパッティンググリーンにあった場合は、そのプレーヤーは2罰打を受けることとなります(規則11.1参照)。