スイング時の“食いしばり”、放置するとフェイスラインにも影響が……【Dr.stretch監修】

「ずばり、ストレッチを実践するだけでスコアアップすることは可能です!」そう力強く語ってくれたのは、ストレッチ専門店 「Dr.stretch」の人気トレーナーである高岡珠々さん。

ハードな筋トレやレッスンはなかなか続けられなくても、簡単なストレッチを継続するだけで、スイングに重要な体の筋肉を伸ばし、スコアアップにつなげることができるんです。冬の間はインドアになりがちですし、寒さで体がぎゅっと縮こまり、凝り固まってしまいます。しっかりストレッチをすることで怪我も防ぐことができて一石二鳥。女性ゴルファーの皆さん、まずは、1日10分のストレッチからはじめてみませんか?

これまでの連載はコチラ!

これまで、スコアアップや怪我予防につながるストレッチを紹介してきましたが、連載最終回となる今回は、Regina読者からも寄せられた“食いしばり”の悩みをケアする「顔&首のストレッチ」をご紹介します。

【1】むくみを防止し、美しいフェイスラインをキープ!

ゴルファー専用のマウスピースが開発されるなど、悩む人も多いという“食いしばり”問題。インパクトで食いしばり、リキみすぎることでダフりやトップなどミスショットが出るのはもちろんですが、むくみや顔のゆがみなど、ゴルフ女子にとってプレー以外のデメリットもたくさん。そこで、インパクトの瞬間、一時的にかなりの負荷がかかる【咬筋】【咀嚼筋(側頭筋)】【舌骨筋】をストレッチしていきましょう。きれいなフェイスラインを保つためにも、ラウンド後にはぜひアフターケアをしてください。

〈写真左〉の位置を触ったまま咀嚼の動きして、動いているのが【咬筋】です。〈写真右〉のように指で【10回程度】、ぐりぐりと押さえましょう。

咀嚼するときに動くこめかみの筋肉が【咀嚼筋(側頭筋)】。ヘッドマッサージの要領で力を込めすぎず、軽くゆらすように【10回程度】実施します。

【2】舌骨筋がこわばることで、肩こりにも影響大!?

咬筋、側頭筋をほぐしたら、そのあとに【舌骨筋】のストレッチを行います。歯を食いしばることで舌骨筋が収縮すると、首の可動域に影響します。肩がぎゅっと上がった状態になり、スイングがブレるのはもちろん、肩こりの原因にもなります。普段この筋肉を意識する機会はあまりないと思いますが、フェイスラインもきれいに見えるので、ぜひ取り入れてみてください。

上を向き、あごの骨のくぼみに両手の親指を入れ、気持ちよい痛さでぐーっと押していきます。ストレッチの順番は、咬筋→側頭筋→舌骨筋の順番が◎。【10秒程度】

【What’s ストレッチ】高岡トレーナーからのmessage

高岡トレーナー「皆さん、今まで連載をお読みいただきありがとうございました! 私が勤めているドクターストレッチで担当しているお客さまの中にも、ゴルファーの方がたくさんいらっしゃいます。ストレッチをはじめて飛距離が伸びたベストスコアを更新したコンペで優勝した、などのうれしいご報告もたくさんいただいています。私自身もゴルフが大好きなので、この連載を読んでストレッチの重要性を感じてくださったら、ぜひお店でのペアストレッチも受けにいらしてください!」

教えてくれたのは…ストレッチ専門店 Dr.stretch 高岡珠々トレーナー

Dr.stretch ららぽーと湘南平塚店店長。各メディアでストレッチを伝授する人気トレーナー。ゴルフを始めたきっかけは、「ゴルフ好きのお客様の気持ちや、身体の動きを知るため」という、頼もしすぎるゴルフ女子!

監修【ストレッチ専門店 Dr.stretch

国内外190店舗以上を展開し、1500名を超えるプロのトレーナーが独自技術「コアバランスストレッチ」を提供するストレッチの専門店。お問い合わせは公式ホームページ、または050‐5357‐3466まで。

撮影/清水ちえみ 協力/ Dr.stretch

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