今こそ本気で向き合おう【当たりのアイアン】を手に入れる。山下美夢有プロ、稲見萌寧プロのセッティングも拝見!

「アイアンが苦手…。できるなら、ウッドとユーティリティで、なんとかしたい」

そんな女性ゴルファー、多いですよね。でもピンに絡むショットって、アイアンから放たれる場合がほとんど。高く上がって、ビタッと止まる。憧れのアイアンショットを手に入れて、ゴルフをもっと楽しくしましょう!

◆「私が一番好きなクラブはピッチング! なんで?だって、ピンをさせるから」(三浦桃香プロ)

Regina読者にWEBアンケートアイアンの購入頻度を教えてください

1位 「壊れない限り5年間以上使用する」        61.9%
2位 「3年に1度、買い換える」            14.3%
3位 「4年に1度、買い換える」            13.9%

「ドライバーはこまめに新作をチェックするけど、アイアンとなると何年も同じまま…」を裏付けるアンケート結果に。でも、アイアンだって当然、年々進化しているわけで。次ページでは、その進化について解説します!

◆進化したクラブの力を借りて、もっとゴルフをラクにする!

セッティング考察【01】「14本がそれぞれの役割を果たしていますか?

「昔のアイアンセットは5番からでしたけど、もう今は7番からが当たり前ですよね。なぜかといえば、それはロフトが立ってもやさしく飛ばせるようにアイアンが進化したから。7番アイアンが飛べば、ユーティリティやウッドをどう組み合わせるか、その選択肢はぐっと広がります。でも女性って、流れよりもフィーリング重視でセッティングしている人が多い印象。同じ飛距離なのに、7番アイアンと7番ユーティリティを両方入れていたり(笑)。ゴルフはクラブ14本を使ってスコアを作るスポーツ。各番手がそれぞれの役割をきちんと果たすセッティングが理想です」

例えば…ヘッドスピードが33m/sの平均的な女性ゴルファーだったら?

上記にパターを加えても12本。まだ2本の余裕があるので、下を厚くするか上を厚くするかはその人次第。「苦手意識のあるクラブは、結局入れていても使わない人がほとんど。7番が苦手と思ったら7番を抜いちゃってもいい。最近は飛び系のアイアンもあるので、飛び系の8番アイアンを加えたり。どのクラブにどの役割を持たせるかは、自由です!」

◆身長169cmの三浦プロのセッティング!

この日はキャロウェイのフォージドアイアン。「5番アイアンで180ヤード、それ以下は10ヤード刻み。一番好きなピッチングはフルショットで125ヤードですが、7割のスイングで110〜120ヤードを打ち分けることが多いです」

◆身長150cm 山下美夢有プロのセッティングを拝見!

撮影/JGMA

◆身長166cm 稲見萌寧プロのセッティングを拝見!

撮影/JGMA

教えてくれたのは…三浦桃香プロ

1999年生まれ、宮崎県出身。9歳でゴルフを始め、ジュニア時代は数々の大会で優勝。ツアープロを目指すも、紫外線アレルギーによる体調不良のため断念。2022年12月にティーチングプロテストに合格。今年からはレッスンやイベントを中心に活動予定。Instagram(@momokamiura_official)でも発信中

撮影/小林司(人物)、SHINTARO (静物) エディター/一寸木芳枝 撮影協力/森永高滝カントリー倶楽部

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