2年連続賞金王・今平周吾の単純明快レッスン 「アベレージゴルファーがスコアを10打縮める12の秘策」 【6】グリーンのどこを狙えばいいのか考えましょう!

2年連続賞金王のタイトルを獲得した今平周吾プロが行う単純明快レッスン。第6回のテーマはアイアンショットの考え方です。

むやみやたらにグリーンやピンを狙うことはベストな選択ではありません。自分のレベル、残り距離、ピンの位置、使用クラブ、持ち球によって、グリーンのどこを狙うのかが決まります。考え方さえきちんとしておけば、パーオン率は自然と上がります。

【バックナンバーをチェック!】今平周吾の単純明快レッスン「アベレージゴルファーがスコアを10打縮める12の秘策」

◆ビギナー以外は球筋をイメージしてから狙いどころを決めましょう!

ビギナーの人は、まだボールを狙ったところに打てる段階ではないと思います。まずは、ピンの位置に関係なく、どの番手のアイアンを持っても、グリーンの真ん中を狙いましょう。

距離感は1つ大きめのクラブを選択し、力まずにリズムよくスイングすることだけを考えます。ボールの行方を追いかけようとせず、ボールのあったところを見ておくことをお勧めします。

インパクト後はボールを追わずに、ボールがあった場所を見ておくように心がけましょう

アベレージゴルファーの人は、自分の持ち球に合わせてグリーンを狙います。

スライス系が持ち球なら、ピンが右サイドにあるときはグリーンの真ん中を狙いましょう。曲り幅にもよりますが、自然とボールはピンに寄っていきます。ピンが左サイドにあるときはピンを狙ってください。ボールはピンから離れていきますが、グリーンを外すことはありません。

持ち球がフック系ならピンが左サイドのときはグリーンの真ん中を、ピンが右サイドならピンを狙います。番手に関しては、140ヤード以下ならピンまでの距離に応じたクラブ、140ヤード以上ならグリーンの真ん中までの距離に応じたクラブを選択しましょう。

ピンの位置がどこにあるのかを常に意識するだけで、パーオン率は上がります。狙いどころが分かると、池やバンカーなどのハザードも視界から消えてきます

80台で回れる人は、8番アイアン以下のクラブでは積極的にピンをデッドに狙っていきましょう。7番アイアン以上のクラブで打つときは、自分の球筋に応じて狙いを定めます。

フェードボールが持ち球なら、ピンが右サイドにあるときはピンの5ヤードほど左を狙い、ピンが左サイドにあるときはピンを狙います。

ドローボールが持ち球なら、ピンが左サイドにあるときはピンの5ヤード右を、ピンが右サイドにあるときはピンを狙いましょう。縦の距離は残り距離に関係なくピンまでの距離に応じたクラブを選択します。

クラブ選択に迷ったときは大きめのクラブを選択し、短く持ってコンパクトなスイングを心がけてください。

弾道のイメージを頭に浮かべてからアドレスに入ると、むだな力が抜けて、スムーズにクラブを振り抜けます