【稲見萌寧がお手本】飛距離と方向性が高まる下半身の動かし方

【女子プロ新潮流】 飛ばすには腰をガンガン開こう!一気に腰をターンさせて飛距離も方向性もアップ!

腰を開くとスライスすると思っている人が多いですが、最近の女子プロたちは腰を一気に回してガンガン開いて打っている。しかも飛距離も方向性もアップしているとのこと!

ガンガン回して腰を開いている3人の女子プロと、それを推奨する石川遼のトレーニングパートナーでもあるティーチングプロの伊澤秀憲に、そのポイントを教えてもらいました!

稲見萌寧/Getty Images

◆左に踏み込んだら左ヒザをピンと伸ばすと腰は回ってくれる

稲見萌寧

スイング中は下半身の動かし方だけに集中しています。切り返しでは左股関節に体重をしっかり乗せることがポイント。そして、ダウンスイングでは左ヒザをピンと伸ばすことを意識しています。体重移動と左ヒザを伸ばすタイミングが合えば、フィニッシュで右ヒザも伸びるはず。両ヒザがしっかり伸びたフィニッシュを目標にすると、腰も自然とフィニッシュまで回り続け、見た目には腰を開いたインパクトになりますが、飛距離と方向性は高まるんです。

稲見萌寧

インパクトで左ヒザをピンと伸ばせれば、腰は一気に回せる。その結果としてフィニッシュでは右ヒザも伸びる

◆教えてくれたのは…

稲見萌寧 いなみ・もね/99年生まれ、東京都出身。スイング改造に取り組んで、19年はセンチュリー21レディスゴルフトーナメントで悲願の初優勝を飾った

解説・指導 伊澤秀憲 いざわ・ひでのり/91年生まれ、神奈川県出身。叔父は伊澤利光。石川遼とは同学年のジュニア時代からの友人でスイング論を戦わせる仲。現在はアマチュアにレッスンする傍ら、ツアーにも挑戦

ALBAドライバー・アイアン・アプローチぜんぶ女子プロに教わろう! 2020年版掲載 編集/島村涼 撮影/相田克己 岩本芳弘 上山敬太 河橋将史 佐々木啓 鈴木祥 福田文平 富士渓和春 村上航 山上忠 米山聡明