ナショナルチームのテクニカルコーチ・岩本砂織プロ直伝! ワンランク上を目指すパッティング&アプローチ 【6】メトロノームを使って距離感を磨こう!

初心者からトップクラスまで幅広くアマチュアの指導を行う岩本砂織プロのショートゲームレッスン。第6回はテンポに合わせてストロークすることがテーマです。

基本的にテンポが速ければ振り幅が小さくなり、テンポが遅ければ振り幅は大きくなります。手先で振り幅を調整しないため、インパクトでストロークが緩む心配もありません。当然、距離感も合ってきます。ただし、パターヘッドの重さを感じながらストロークすることが条件です。

試しにメトロノームを使ってテンポに合わせたストロークをしてみましょう。

バックナンバーもチェック!「岩本砂織プロ直伝! ワンランク上を目指すパッティング&アプローチ」

◆パターヘッドではなく、胸の動きをテンポに合わせよう!

前回、短い距離を打つときは、振り幅を意識するよりもテンポを変えたほうがいいという内容でした。今回はテンポを調節するコツについて教えてもらいましょう。

岩本プロ「ポーン、ポーンという一定のテンポを刻むメトロノーム(岩本プロは、スマートフォンアプリを活用)を使います。パターを持たず、胸の前で両手を交差して前傾したら、テンポに合わせて胸を右に回す動きと左に回す動きを繰り返しましょう。次に、腕を肩からダラーンと垂らした形で胸を動かします。最後にパターを握って、同じようにテンポに合わせて胸を動かしましょう」

読者モデルの吉澤早苗さんが指示通りにストロークするとヘッドがスムーズに動き、ボールが気持ちよく転がっていきます。

岩本プロ「次に、先ほどよりも少し速くなったテンポに合わせてストロークしてみましょう」

スマートフォンにダウンロードしたメトロノームのアプリを調節した岩本プロ。速くなったテンポに合わせて吉澤さんがストロークすると、明らかに先ほどよりも振り幅が小さくなりました。その結果、ボールの転がる距離が短くなりました。

吉澤さん「今までと感覚が大きく違います。振り幅を考えずに済むので、短い距離を打つときの打ちにくさがなくなりました」

岩本プロ「テンポに集中すると、自然に力が抜けてくるからです。ゴルフは頭で考えると筋肉が固まります。何か一つのことに集中するとリラックスしてスムーズにストロークできるんです」

ショートパットになると、ぎこちなさがあった吉澤さんでしたが、長いパットと同じようにインパクトが緩まずに打つことができました。

胸の前で両手を交差したら上体を前傾して、テンポに合わせて胸を右に回した後、左に回します

両腕を肩からダラーンと垂らし、同じように胸を動かします

パターを持って、実際にボールを転がしてみましょう

◆ テンポに合わせたストロークを行う場合の注意点

テンポに合わせたストロークを行う場合の注意点があると言う岩本プロ。

岩本プロ「パターヘッドの重さを感じながら、パターを振り子のように動かすことです。ソールが地面をこするぐらいにヘッドの重さを感じましょう」

ヘッドの重さを感じないと、どうしても手を使ってヘッドの上げ下げを行なおうとします。あくまでもストローク中はヘッドを動かすのではなく、胸を動かすようにしましょう。

岩本プロ「極端にいえば、胸にパターのグリップエンドがついているようなイメージです。パターヘッドではなく、胸の動きをテンポに合わせることで、ストロークが安定します」

ビギナーやパッティングが苦手な人は、最初にやったようにパターを持たず胸に動きをテンポに合わせる練習をするといいでしょう。胸にパターをつけると、ヘッドがテークバックでは上がり、フォロースルーでも上がることが分かります。真っすぐに引いて真っすぐに出すストロークではないと考えましょう。

岩本プロ「あとは、重心の位置に気をつけながらストロークします。吉澤さんは少しカカト寄りに重心が乗っていたので、自然体に近い重心であるゼロポジションを意識すると、下半身が安定して胸を動かしやすくなります」

土踏まずに上あたりに重心がくるイメージでアドレスしてみましょう。

◆読者モデル吉澤早苗さんの感想

吉澤さん「1・5メートルぐらいの距離が苦手でしたが、岩本プロに教わった通りにストロークすると、何も考えずにその距離を打てるようになりました」

パターのグリップエンドを胸につけて動かすと、振り子のイメージを理解できます

重心をゼロポジションに持ってくるようにすると、胸を動かしやすくなります

テンポに合わせたストロークを行うことで、1・5メートルの距離を違和感なく打てるようになりました

◆教えてくれたのは・・・

岩本砂織プロ◆LPGAティーチングプロA級。日本オリンピック委員会強化スタッフでもあり、JGAナショナル強化部会の指導者もつとめるスゴ腕コーチ。

2019年12月に「SALTO GOLF 横浜元町 BY Saori Iwamoto」をオープン。“ゴルフとカラダの融合”をコンセプトに、世界基準のゴルフレッスンを提供。

◆撮影協力/ SALTO GOLF 横浜元町bySAORI IWAMOTO

最新機器で世界水準のデータ分析を行い、ゴルフコーチとフィジカルトレーナーがチームとなって、テクニックとフィジカルを強化。今までのゴルフスクールでは体得できなかった「ゴルフとカラダの融合」で、ハンデアップ、飛距離アップを実現!  住所 神奈川県横浜市中区山下町37-8 みなとみらい線元町中華街駅4番出口横  TEL 045-264-8568

取材・文/山西英希 撮影/山代厚男 読者モデル/吉澤早苗

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