永井花奈プロに学ぶ“ベタピン”寄せの極意【4】距離と方向性を安定させる極意

グリーンに乗ったら果敢に攻めてバーディを狙う。パーオンできなくても、寄せワンでピンチをしのぐ。そんな積極的なプレーが魅力の永井花奈プロがReginaに登場!確実にピンに寄せるアプローチのコツを教えてもらいました。

永井花奈プロ。今年はヤマハスイングレディースの一員としてツアーで活躍中!

永井花奈プロに学ぶ“ベタピン”寄せの極意【1】ピッチ&ラン編
永井花奈プロに学ぶ“ベタピン”寄せの極意【2】ランニングアプローチ編
永井花奈プロに学ぶ“ベタピン”寄せの極意【3】短い距離を上げて止める!編

腕とワキがカラダと離れなければ、距離と方向性が安定します

百戦錬磨の永井プロが気をつけているのは、ワキが開かないこと。とくに力のない女性は手でクラブを使いがちなので注意しましょう。

手先ではなくカラダの回転で打つ

アプローチの正確性を上げるには、クラブを短く持ち、振り幅をなるべく小さくすること。使うのはあくまでもカラダ、というイメージが大切です。クラブを長く持つと小さく振りにくいし、ふり幅を大きくするとワキが開きがちで、インパクトが安定しません。

バックスイングでヒジから上げたりワキが開くと、クラブが暴れてインパクトが安定しない。ダフリやトップの原因に。

体の前で小さく素振りして、イメージを作りましょう!

フェースを閉じすぎるとチャックリミスに

アマチュアでよく見かけるのは、バックスイングでフエースが閉じている人。ワキが開いてしまいがちですが、バックスイングでフェースが閉じているとクラブの先が突っかかったり、あおり打ちになります。スイング中はフェースの開閉を気にせず、カラダで打つイメージだけを大切にしましょう。

指導/永井花奈プロ

1997年6月16日生まれ。東京都出身。155cm。2016年プロテスト合格。2018年シーズン、リカバリー率8位、サンドセーブ率2位、賞金ランク22位。デンソー所属。

 

 

Regina 2019年初夏号掲載 撮影/福田文平 エディター/たかはしよし子