予約殺到のレッスンプロ・木原睦美が教える100切り女子への道パート② 第11回 ロブショット前編

現在、広島を中心に週150人以上の生徒にレッスンをしている木原睦美プロが教える上達のコツ。今回のテーマはロブショットです。ボールがフワッと高く上がって、ランがほとんど出ないアプローチです。成功するとめちゃくちゃ楽しい気分になること間違いナシ! レディスゴルファーでも成功するコツを教えちゃいます。

【第1回】飛距離アップのトレーニング
【第2回】5ヤードのアプローチ
【第3回】サンドウェッジを使った距離の打ち分け
【第4回】練習場の効果的活用法・前編
【第5回】練習場の効果的活用法・後編
【第6回】番手ごとの距離を知る
【第7回】アプローチの種類とその活用法
【第8回】チップショット(ランニングアプローチ)
【第9回】ピッチエンドラン

フェースを開いて構えたら、アウトサイドインの軌道で振ってみましょう!

クラブフェースを開くと、フェース面が上を向くと同時に、目標の右を向きます。このままいつもと同じようにインサイドインの軌道(クラブをインサイドから下ろして、インサイドに振り抜く軌道)で振ると、ボールは右へ打ち出されます。それを防ぐために、アウトサイドインの軌道(クラブをアウトサイドから下ろしてインサイドに振り抜く軌道)で振り抜きましょう。

アドレスではアウトサイドインに振りやすいように、オープンスタンスに構え、そのスタンスに沿ってクラブを振り抜きましょう

下の2枚の写真を見比べると分かりますが、同じサンドウェッジでもフェースをスクエアに構えたときと開いたときとでは、ロフトがまったく異なります。それだけロブショットでは、ボールが高く上がるということです。その結果、グリーンに落ちてからほとんど転がりません。

フェースを開いたほうが、ロフトがかなり大きくなります。ちなみに、ボールは棒の向きに飛んでいくのでかなり高く上がります

ロブショットではボールが高く上がる分、飛距離は出ません。したがって、安心してフルスイングしましょう。ある意味、アプローチの中で唯一フルスイングできるのがロブショットです。振るのを怖がって中途半端なスイングをするとミスしやすいので気をつけましょう。

フルスイングをしてもボールが飛ばないことを信じて、しっかりとフィニッシュまで振り抜きましょう