コスメを正しく使えてる?良かれと思って実はNGなゴルフメイク

ゴルフメイクでは、普段のメイクよりも落ちにくさや崩れにくさを意識して仕上げたくなりますよね。

数々のメイクテクニックや便利コスメを駆使して、メイク直しをしなくても美しい仕上がりがキープしやすいように工夫をしている人も多いのではないでしょうか。

ところが「良かれ」と思ってのメイクテクでも、実はゴルフメイクに不向きなものもあります。

時短美容家の並木まきが、やりがちだけれど気をつけたほうがいいゴルフメイクのNGをお話します。

【NG1】「落ちにくいリップ」で中央のみハゲハゲ唇

ゴルフメイクの強〜い味方である「落ちにくいリップ」には、ティントタイプが主流なものの、最近では普通の口紅でも、“落ちにくさ”をうたっているものが増えてきましたよね。

ラウンド前に塗っておけばメイク直しをするタイミングがなかったとしても、唇に血色感をキープしやすく、きちんと感が持続します。

けれどゴルフをしているうちにありがちなのが、中央部分のみ「ハゲハゲ」になってしまって、唇の輪郭付近が妙に際立ってしまっているNGです。プレー中に唇を噛む癖があると、余計に真ん中部分だけ落ちやすくなります。

中央だけがハゲハゲになるのは摩擦が原因であることが多いので、落ちにくい口紅を塗っているからと過信しすぎず、時おり鏡でチェックすると安心です。また、口紅を塗る前にリップクリームやリップバームできちんと保湿をしておくと、上から重ねる口紅が色落ちしにくくなります。

【NG2】「眉クリアマスカラ」でテカテカ眉

天候や気温によってプレーを進めていくうちに眉が乱れやすいように感じるときほど、眉用クリアマスカラを使ってホールドした眉でゴルフに臨みたくなるもの。眉マスカラをすると毛流れを整えるだけでなく、ツヤ感も加わるので、長時間メイク直しができないときほど「良かれ」と思って使いがちです。

ところが……!クリアマスカラは仕上がりによって、太陽光のもとでは室内とは異なる光り方をしてしまい、変にテカテカと目立ってしまう場合も少なくありません。

ではどうするかというと……、太陽光の下であれば、むしろクリアタイプよりも色がついているもののほうがテカって見えにくい場合も多いのです。

自眉の色よりもワントーン暗い眉マスカラだと、屋外で光があたっても悪目立ちしにくくおすすめですよ◎。

【NG3】「崩れにくい下地」を使ってモロモロ肌

ゴルフの日には、ベースメイクでも、普段より落ちにくい仕上げを意識したくなりますよね。ファンデーションだけでなく、下地も崩れにくさを重視して選ぶのが、落ちにくいメイクの基本です。

しかしきちんとした下地を使っているはずなのに、ゴルフの日には肌にモロモロとしたものが出てきてベースが崩れてしまっているのも、ありがちなトラブルのひとつ。プレー中には、自分では気づかなくても、周囲からは肌感って意外と目についています。

モロモロが出る原因の多くは、スキンケアがなじむ前にメイクをしてしまっている点です。ゴルフの日には、慌ただしく身支度を整える人も多いだけに、きちんとスキンケアが肌になじむ前にメイクに取り掛かってしまっていて、これがベースメイクの崩れを招いている場合も多いのです。

せっかく崩れにくい下地を使うなら、その効果をしっかりと活かしたいところ!時間がないなかでメイクをする必要があるときには、スキンケアのあとにティッシュオフをして余分な水分や油分をとってから下地を塗るようにすると、それだけでもゴルフ中のモロモロ肌を防ぎやすくなります。

ゴルフメイクでは、お直しをするタイミングが限られるので、最初の身支度の段階で「崩れにくさ」を心がける人も多いですよね。

「落ちにくさに定評のあるコスメだから安心」と思っていても、プレー中の摩擦や環境によって残念な印象を醸してしまうこともあります。それぞれのコスメの実力がきちんと発揮されるよう、色選びや使い方にも工夫をしていきましょう。

◆並木まき プロフィール

元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。

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