日焼け止め「プチプラorデパコス」「ケミカルorノンケミカル」の選び方を3分で解説

いよいよ夏本番を迎え、ゴルフの練習やラウンドでは日焼け止めを入念に塗るシーズンの到来です。でも「ゴルフ用の日焼け止め選びをしていると、プチプラとデパコスのどちらを使うべきか悩んでしまう!」といったお悩みもよく聞こえてきます。

そこで時短美容家の並木まきが、ゴルフシーンで使う日焼け止めについて「プチプラ」と「デパコス」のどちらを使うべき?の疑問にお答えします。

◆プチプラとデパコスの日焼け止めって何が違うの?

個人的な感想として、今年も日焼け止めが各メーカーから豊作な印象です。プチプラでもデパコスでも、優れた成分を配合している製品が多く揃っています。

ゴルフシーンでは、練習でもラウンドでも強い日差しを浴びる時間が長くなりがちなので、日常生活と比べると、こまめな日焼け止めの塗り直しがマスト。それだけに「コスパを考えるとプチプラで選びたいけれど、デパコスと比べて何が違うの?」というゴルフ女子の疑問を耳にします。

プチプラコスメとデパコスコスメの違いには、よく「ブランド力の違い」が挙げられますが、もちろん違いはこれだけではありません。

一般的には、配合されている成分の内容や量に違いが出やすく、原価が高くなれば売価も上がると理解しておくといいでしょう。

配合成分の内容や量は、使い心地や肌の相性と関係があるので、日焼け止めの選び方としては、値段やブランド力よりも「自分に合う製品」を見つけることが1番大事です。

◆「ケミカル」と「ノンケミカル」はどちらを選ぶのが正解?

ところで、日焼け止めを成分で選ぼうと思うと「ケミカル」と「ノンケミカル」の製品があって、どちらがゴルフシーンに適しているのか、これまた悩んでしまう女子も少なくないと聞きます。「ケミカル」とは紫外線吸着剤が入っている製品で、「ノンケミカル」とは紫外線散乱剤が入っている製品のことです。

簡単に違いを説明すると、UV対策効果が高いとされているのは紫外線吸着剤が入っているほうですが、紫外線吸着剤は文字通りに紫外線を「吸収」する成分なので、紫外線散乱剤よりも肌への負担は大きくなります。そして、塗り心地については「ケミカル」のほうがなめらかなものが多く「ノンケミカル」は配合成分の影響で白浮きしやすい製品もあります。どちらが優れているということではなく、ここはもうお好みで選ぶといいでしょう。

ゴルフシーンでは強い日差しを浴びることから、美容家目線では「紫外線吸着剤入り」の「ケミカルタイプ」のほうが安心感は高く感じていますが、敏感肌になっているタイミングなど肌への刺激を考慮すると「ノンケミカルタイプ」の紫外線散乱剤入りのものを選んだほうが、心地よく使えます。

つまり「ケミカル」と「ノンケミカル」を、そのときの肌状態に合わせて選ぶと、使用にあたっての満足度が上がりやすくなりますよ。

◆「プチプラorデパコス」よりも「ケミカルorノンケミカル」視点を取り入れてみて!

というわけで「プチプラorデパコス」の選択で日焼け止めを選ぶにあたっては、さらに「ケミカルorノンケミカル」の視点を取り入れたうえで、選ぶことをおすすめします。

プチプラでもデパコスでもケミカルもあればノンケミカルもあるので、予算に合わせて好みで選ぶのもいいと思います。

日焼け止めの満足度は「塗りやすさ」と「焼けにくさの実感」に左右される部分も大きく、ゴルフ女子はこまめな塗り直しが必要なことから、塗り直しの際に心地よく使える視点で選ぶと失敗が少なくなるでしょう。

普段はゴルフ中のUV対策を強化したいからケミカルを選び「ちょっとお肌の調子が悪いから」、「生理中は刺激を抑えたい」などの事情から肌への不安が大きいときだけノンケミカルに切り替えるなどの使い方もおすすめです。

「絶対に焼きたくない!」と思っているゴルフ女子でも、炎天下でのラウンドを終えると、ほんのりと日焼けをしてしまっていた……というのは、今の時期の“あるある”でもありますよね。年間を通して日焼け止めは必要だけれど、見た目にも焼けたくない女子は、しっかりと対策をとることが大切です。

日焼け止めで最も大切なのは「きちんと塗り直すこと」。お気に入りの日焼け止めが見つかったら、ぜひこまめな塗り直しでどんどん使っていきましょうね。

◆並木まき プロフィール

元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。

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