初心者ゴルファー失敗談【OKって全然OKじゃなかった?!】

先輩ゴルファーに初心者時代の思い出を聞くと、「常に走っていた」なんて言われること、多くないですか? ゴルフにとってスロープレーは大敵。初心者、とくに女性ゴルファーは「遅い」と思われがちなので、「Play Fast」は最重要課題なのです。今回は、時間短縮のために生まれ、そして本来は初心者ゴルファーの味方である「OK」という特別ルールによって、逆に惑わされてしまった初心者たちの失敗エピソードをお送りします。

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◆「OK」もらったけど、スコアの数え方はOK?!

まず、この「OK」とは、「ワングリップOK」というもので、グリーン上のパットで、クラブのグリップの長さ(25~30センチ)くらいまでカップに寄ったら、“次のパットは入ったことにしてしまおう”というもの。

同伴者が「OK」と認めてくれたら、カップに入れずにボールをピックアップしてOKで、正式なルールではありませんが、時間短縮の観点から、コンペなどにも採用されるポピュラーなものです。初心者なら、少し長めの距離でも、甘めにOKもらえちゃうこともあるはず!

では、なぜこの嬉しいルールが失敗につながるかというと、気を付けなくてはいけないのが、スコアの数え方です。この「OK」は、“次のパットはもう短いから入ったことにする”というものなので、OKをもらったら、次の1打をカウントしなくてはいけないのです。しかし…

・OKの意味がわからず、1打を足すものと思っていなかった(ゴルフ歴12年、37歳)
・人生初のPARパット。外してしまったけれど、OKもらえて、「やったーPARだ!!」と喜んでいたら、実は1打足さなくちゃいけなかった(ゴルフ歴5年、40歳)

…と、「入らなかったけど、入ったことにしちゃうOK」と勘違いしてしまい、1打足してなかったという初心者ゴルファーが、意外に多いんです。うっかり過少申告をしてしまい、同伴者から冷ややかな目で見られたという失敗談も!

でも、ビクビクする必要はありません! この「OK」は、本来パットが苦手なゴルファーにとって、救いの神! 1打足すことだけ覚えておけば、絶対あなたを救ってくれますよ! 

ちなみにOKパットをもらいすぎて、ショートパットが全然入らなくなったとか、完全ホールアウトといって、OKが無しのコンペのときに緊張しまくって震えた…なんていう先輩ゴルファーもいるので、ショートパットも練習しておきましょう!

REMIQUESTプロフィール

REMIQUEST/ライター。学生時代に家族の影響でゴルフを始め、一応大学ゴルフ部出身。スコアはイマイチだけれど、先輩に叩き込まれたマナーとプレーファストは今も健在。男2人のママ。出産後はなかなかゴルフができてないのが悩み。子どもに将来養ってほしいと、稼ぐゴルファーにすべく、密かに企み中。