知っておきたい「スコアカード」記入の基本【ゴルフ初心者の不安解消】

こんにちは、元キャディ・ライターのかこみらいです。初心者ゴルファーの皆さん、はじめてのラウンドではスコアカードを活用できましたか? 初心者にとっては、意味の分からないアルファベットや数字が並んでチンプンカンプンになってしまうかもしれません。

そこで、今回はスコアカードには何が書いてあるのか、どうやって書き込めばいいのかをお伝えします。

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◆スコアカードの見方

スコアカードはフロントやマスター室でもらうことができます。スコアカードとともに、ペグシル(細い鉛筆のようなもの)も持っていきましょう。ローカルルールなども書いてあるので、スタート前に読んでおくといいでしょう。

スコアカードの仕様は各ゴルフ場で異なりますが、内容は同じです。まずは言葉を理解しておきましょう。

HOLE…ゴルフコースの番号です。1番ホールから18番ホールまであります。
YARDS…コースの距離が書かれています、例えば325という数字ならば325ヤードの距離ということです。
HDCP…ハンディキャップのこと。ゴルファーの技量に応じてハンディを付けるというもの。コンペなどで使用します。
PAR…各ホールにパーを設定してあるということ。3が書かれていれば、パー3ということです。
Back~Red…各ティからの距離が書かれています。女性は距離の短い“赤ティ”から回ることが多いので、Redのヤードを確認すればOK。

余談ですが、1番~9番ホールを「アウトコース」、10番~18番を「インコース」と呼びますよね。以前は18ホールのスループレーが一般的だったため、1番を出発(going out)して18番に帰ってくる(coming in)ことから呼ばれるようになりました。

◆いざ、スコアカードに書き込もう!

①スコアカードに名前を書き込むときは、一番はじめに自分の名前を書きます。コンペなどで目上の人が一緒でも、自分のカードには一番に自分の名前を書いてください。最初に自分の名前を書いていないと、誰のスコアカードかわからなくなることがある為です。その下に同伴者の名前を書き、ホール終了ごとに全員のスコアを記入していくことになります。

②各ホールでの合計打数を書き入れましょう。自分の記入欄が2段にわかれていますが(見本の画像で言うと)上に合計打数、下にはパット数を書いておきます。マストではありませんが、上達のためにも記入することをお勧めします。

数字の書き方は実数です。そのホールで打った総打数にしましょう。経験を積んで競技に出ることになった場合、バーディは「-1」、ボギーなら「+1」という書き方をすると失格になってしまうため、日頃から癖をつけておいた方が無難です。

③最後にスコアを計算し、間違いがなければ署名をします。コンペの場合は同伴者による確認(アテスト)をしてサインをもらうことも忘れずに。

コンペの場合は生年月日やハンディキャップ記入欄、ネットスコア記入欄を使用する場合がありますが、エンジョイラウンドの場合、初心者は気にしなくてもOKです。

初心者のうちは、ゴルフ用のカウンターを使用してスコアを確認していくと間違いありません。最近では、GPSナビ付のカートやスコア管理アプリに直接入力してスコアカードを活用しない方もいますが、コンペなどでの使用する機会も多くなります。早めに慣れておくことをおすすめします。

◆【教えてくれたのは】匿名キャディ・かこみらいさん

某有名トーナメントコースの元キャディ。自分でプレーするのも大好きで、ゴルフギアには一家言あり。趣味は車で、Bライセンスを取得するガチっぷり。歴代アメ車を所有し、エンジンルームを眺めているだけで一日が終わってしまうほど。ゴルフ、クルマなどの知識を活かし、現在はライターとして活躍中。