【銀座のかずこママがズバリ言うわよ!】ゴルフのお悩み 解決サロン Vol.40

銀座6丁目にある「銀座Room」は、遊びなれた紳士や淑女が夜な夜な訪れる会員制バー。お目当ては、オーナーのかずこママを中心にくり広げられるウィットに富んだおしゃべり。人を愛し、ゴルフを愛するかずこママが、Regina-webに登場。ゴルフにまつわる「あるある」悩みをズビシッと解決してくれます!

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◆「会員権を買ってメンバーコースをもちたいのですが、選ぶポイントや注意点など、アドバイスをください!」

イメージ画像/Getty Images

ゴルフをはじめて3年。すっかりハマってしまい、最近、「メンバーコースをもとうかな」という気持ちがわいてきました。

ゴルフに行くたび、メンツをそろえるのが大変だし、競技ゴルフにも挑戦してみたいからです。かずこママもメンバーコースをおもちとのこと。

コース選びのポイントや、メンバーライフの注意点など、なにかアドバイスをいただければうれしいです!(自営業 ヤスコ 33歳 独身)

◆競技ゴルフの魅力は格別。会員権はおすすめよ

投資目的で売買していたバブル時代とは違い、いまや数十万円出せば会員権を買える時代。クルマ一台買うお金があれば、名門とまではいかなくても、それなりにいいコースが手に入るので、ゴルフがもっとうまくなりたいなら、ぜひ会員権の購入をおすすめしたいわ。

メンツを集めなくても行きたい時にふらっとひとりで行けるし、いろいろな人と出会えるし、なにより「月例」をはじめ競技に出られるのが魅力。

友だち同士でわいわい回るのももちろん楽しいけれど、真剣勝負の競技はゴルフのだいご味。集中してプレーすることで、ゴルフは格段にうまくなるはずよ。

ただし、ゴルフ場はちゃんと選んだほうがいいと思う。

まず、“ビジターより安くプレーできるから”、というお得感を優先するのは得策ではないかもね。元を取ろうとすると、よほどの回数をこなさないかぎり無理。ほかのコースもいろいろ回ってみたいしね。

◆メンバー活動の活発さ、メンバーの雰囲気、そして、自分が愛せるかどうかが大切

会員権をもつ最大の魅力は、月例をはじめとする「メンバー競技」。だから、メンバー活動が活発なクラブに入った方がいいと思う。

たとえば、私が入っている「太平洋クラブ」は、全国17コースの共通会員制だから、どのコースでも回れるし、どのコースの月例にも出られるの。しかもグループ全体で毎年200以上の月例やペアマッチ、メーカー協賛のクラブ競技を企画してくれるので、すごく楽しめる。

プロのツアーも開催しているから、予選を通過すればプロアマ出場権がもらえたり、クラチャンになれば「太平洋マスターズ」の本選に出られるとかね。さすがにクラチャンは無理としても、夢があるじゃない? なにより、コースそのもののクオリティも高いしね。

もう一つのポイントは、どういう会員さんが集まっているか。ちなみに、「太平洋クラブ」は、スタッフ含めメンバー同士が楽しめるアットホームな組織で、居心地がいい。

よく、「メンバー同士のつき合いって大変?」って聞かれるけど、ゴルフは紳士のスポーツ。お互い距離感をもって気遣える大人たちなので、トラブルになることはないわ。

いずれにしても、「○○クラブのメンバーです」というステイタスを利用したいなら、名門クラブをということになると思うけど、あなたのように純粋にゴルフを楽しみたいなら、アクセス、雰囲気、グループコースがあるなどの利用しやすさで選ぶのがベストかと。

まずは体験プレーをして、メンバーさんの雰囲気、ゴルフ場がメンバーを大事にしてくれているか、コースのコンディション、活動内容などを見て決めましょう。

そして最後は、あなた自身がそのクラブを愛せるかどうか、かな。私は心から、会員権をもってよかったと思っています。

とにかく、いま、ゴルフにお金をかけている人には、会員権をもちメンバー活動をスタートさせることを、強く提案するわ。

ますますゴルフが好きになれるはずよ。

◆かずこ(Kazuquo)ママ プロフィール

“一見さんお断り” 銀座6丁目の会員制バー『銀座Room』を経営。常連には多数の女子プロゴルファーが名を連ねる。名門コースの会員権をもつほど、自身も大のゴルフ好きで、年2回のコンペを主催。著書に「東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲」(集英社刊)がある。インスタグラム(@kazuquo)もチェック!