【銀座のかずこママがズバリ言うわよ!】ゴルフのお悩み 解決サロン Vol.27

銀座6丁目にある「銀座Room」は、遊びなれた紳士や淑女が夜な夜な訪れる会員制バー。お目当ては、オーナーのかずこママを中心にくり広げられるウィットに富んだおしゃべり。人を愛し、ゴルフを愛するかずこママが、Regina-webに登場。ゴルフにまつわる「あるある」悩みをズビシッと解決してくれます!

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◆好きではない会社の人からの、ゴルフの誘いを断るには?

イメージ画像/Getty Images

会社の人にゴルフに誘われました。でも、その人のことはあまり好きではないので、一緒に行きたくありません。じつは以前から何度も誘われていて、その都度理由をつけて断っているのですが、そろそろ断るネタも尽きました。相手を傷つけずに、もう誘ってこなくなるいい断り文句や方法ってありますでしょうか。

(建設業勤務 あーや 31歳 独身)

◆普段から、自分のキャラクター、個性、趣向性をアピールすること

まず、あなたの見た目がすごくかわいくて、口説こうと思って誘われているのか、ホントにゴルフが好きで、ゴルフ仲間として誘われているのかにもよるけれど、まあおそらく後者でしょうから、そのつもりで話します。

一緒に行きたくない人に誘われちゃうってことは、あなたがみんなにいい顔をしているから。

このコラムでも何度も言ってるけど、日本人は勝手に相手の気持ちを察しすぎて物を言わない傾向にある。でも、自分の意見や理由を述べることはちっとも悪いことじゃないの。

むしろ、その方が相手を傷つけなくてすむこともあるのよ。

実際に、相手はあなたに嫌われているなんて、まったく気づいてないから誘うわけなんだし。

普段から、どういう人が好きでどういう人が嫌いかとか、こういう考えをもっているとか、自分のキャラクター、個性、趣向性を常にオープンにしてアピールしなきゃだめ。そのクセをつけていくと、「あ、僕とは気が合わないな」って察して、誘わなくなんじゃないかしら。

◆人間関係は、最初が肝心。いいも悪いもそこから関係ができていくもの

人間関係は、はじめが肝心なの。はじめの印象で、お互いが調整して関係ができていくものよ。

その調整をしないでいると、いつかぶつかるか、どっちかがガマンすることになるわけ。あなたはそういう調整能力が低いと思うのよね。

私なんて、自分の考えを常にしゃべっているタイプだから、周りは「かずこはこういうの嫌いだから、誘ってもしょうがないな」とか、「この人とは合わないな」と察して、そういう場面で誘わないでくれる。自分と合わない人は寄ってこないから、いまや嫌な人に誘われることはなくなったわ。

まあ、このケースはすでに何度も誘われて、その都度断わるという状況を作ってしまっているからもう遅いけど、ばっさり切り捨てるなら、その人の人格を否定することはしないで、「私、エンジョイ派なんで、熱血ゴルフは好きじゃないんです」とか、ゴルフのスタイルが合わないせいにするしかないわね。

相手は、「だったら最初から言ってくれればいいのに」ってなると思うけど。ひっぱればひっぱるほど、相手を傷つけることになるってこと、よく覚えておいてね。

そうならないためにも、日ごろから自分の趣向性を会話の中で表現すること。くれぐれも、相手を嫌いなのに自分は嫌われたくないなんてムシのいいことを考えちゃだめよ。

かずこ(Kazuquo)ママ プロフィール

“一見さんお断り” 銀座6丁目の会員制バー『銀座Room』を経営。常連には多数の女子プロゴルファーが名を連ねる。名門コースの会員権をもつほど、自身も大のゴルフ好きで、年2回のコンペを主催。著書に「東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲」(集英社刊)がある。インスタグラム(@kazuquo)もチェック!