タイとマレーシアのゴルフ練習場に行ってみた! 現地の雰囲気やプレー料金など、日本との違いを紹介

冬の時期はゴルフのオフシーズン。12月から2月にかけては気温も低く、外でプレーするには少し億劫な季節かもしれません。しかし、タイやマレーシアといった常夏の国であれば、1年中半袖短パンでゴルフを楽しめます。日本に比べて物価が安いのも魅力ですが、筆者は実際にタイとマレーシアの練習場を訪れてみたので、現地の様子や日本の練習場とどんな違いがあるのか紹介していきます。

◆タイのゴルフ練習場は欧米人の姿が目立つ

筆者はタイのパタヤにあるゴルフ練習場を訪れました。パタヤは首都のバンコクから車で約2時間ほどの場所にある人気のビーチリゾートです。そんなパタヤには「パタヤゴルフ ドライビングレンジ」と呼ばれる練習場があり、ショッピングモールからも歩いて行ける場所にあったので実際に訪れてみました。

パタヤゴルフ ドライビングレンジの入り口

練習施設は日本と特に変わらないものの、客層や料金形態は日本とは異なります。日本の練習場では「入場料」「打席料」というものが存在することが多いですが、筆者が訪れた練習場は「貸クラブ代」と「ボール代」のみお金がかかるというシンプルな仕組み。

入場料、打席料などは必要ない

貸クラブは1本50バーツ(約200円)。ボール代は1セット(40球)で50バーツ(約200円)。筆者は7番アイアンを借りて3セット分ボールを打ったので、支払った料金は200バーツ。日本円に換算すると約800円で練習を楽しむことができました。

客層に関しては、欧米人の男性客が目立ちます。パタヤは欧米人のロングステイ先としても人気の場所ですが、ゴルフ練習場も例外ではありません。ティーチングプロもスコットランドの人であったため、「欧米人のためのゴルフ練習場」という印象を持ちました。

練習場の雰囲気も南国らしくのんびりした感じ。自分は見かけませんでしたが、ネットの口コミを見てみると、打席に野良犬が居座っていることもあるようです。日本の練習場ではあり得ない光景ですが、こういった光景が見られるのも海外ならではです。

◆マレーシアのゴルフ練習場ではボールの回収方法に驚愕

マレーシアでは、ビーチリゾートや世界遺産の街並みで知られるペナン島のゴルフ練習場を訪れました。「ペナンゴルフクラブ」は空港から車で約15分の場所にある、ペナン島唯一のチャンピオンシップコース。そのコースには打ち下ろしのゴルフ練習場が併設されています。

ペナン島唯一のチャンピオンシップコース 「ペナンゴルフクラブ」
打ち下ろしの広々としたドライビングレンジ

ペナンゴルフクラブの練習場に着いて驚いたのが、日本語表記の案内があること。後になって調べてみたのですが、日本語のホームページがあったり日本人スタッフが常駐しているようなので、日本人利用客が多いのでしょう。実際に筆者が練習場を訪れた際も、日本人の男女3人グループが練習を楽しんでいました。

練習場は打ち下ろしの形になるためか、1階と2階の打席で料金は変わりません。練習料金はクラブ1本借りて、100球ボールを打って27.55リンギット。日本円で約880円でプレーできました。

安く練習できる。日本人も多く訪れる

打席でボールを打っているときに驚いたのは、ボールの回収方法でした。多くの人がボールを打っているにもかかわらず、数人のスタッフが傘を差しながら人力でボールを回収していたのです。

練習場は打ち下ろしのため真横からボールが当たる可能性は少ないものの、ドライバーで打った人のボールがスタッフの近くを飛んでいったため、ボールが当たるんじゃないかとヒヤヒヤしました。

傘をさしてボールを回収するスタッフの姿が

マレーシアに限らず、東南アジアの国は安全意識が日本に比べて低い傾向にありますが、「さすがにもう少し身の安全を考えた方がいいのでは?」と思わずにはいられません。

◆東南アジアで日本とは違った雰囲気を楽しもう!

常夏の国であるタイとマレーシアは日本人にも人気の滞在先で、ゴルフ好きにとってみれば1年中夏の服装でプレーできるのが魅力的な場所です。

また練習場に犬が居座ったり、スタッフの人が傘を差すだけでボールを拾っている光景は東南アジアのゴルフ練習場ならではの光景といえるでしょう。

現地を訪れた際にはぜひ練習場にも足を運ぶべし

プレー料金も安く気軽にプレーできるため、東南アジアを訪れた際は現地のゴルフ練習場でプレーしてみて、日本との違いを楽しむのも面白いかもしれませんね。

撮影/山本峻 取材・文/夢書房 撮影協力/Pattaya Golf Driving Range、PENANG GOLF CLUB Driving Range

おすすめの関連記事