ビジネスゴルフが苦手…自分を守るためにできること3選

ビジネス仲間とのゴルフラウンドは、いわゆる“接待ゴルフ”に代表されるように仕事の延長、もしくはれっきとした仕事の場になっていますよね。だからこそ「仕事の関係者たちとのゴルフが苦手」と感じる人も決して少なくないかもしれません。

「ゴルフは好きだけど、仕事の延長にあるラウンドは嫌い」と感じているならば、自分の限界を迎える前に対策を。ゴルフのせいでメンタルを壊すなんてことになれば、残念すぎますよね。

メンタル心理カウンセラーの並木まきが、ビジネス仲間とのゴルフに苦手意識がある人に伝えたい“自分でできる対策”をお話します。

◆心が疲れ切る前に対策をすることは悪いことではない!

ゴルフをやめた人に話を聞くと、意外と多い理由が「人間関係」。仕事関係者とのゴルフについて「お金を払って気を遣いに行くようで、バカバカしくてやめた」という話や「年下だから、いつもパシリに使われるのがイヤでゴルフをやめた」という話も耳にします。

心が疲れ切ってしまえば、メンタルにも悪影響ですしゴルフそのものが嫌いになってしまう原因にもなりかねません。そうなる前に、自分を守るための対策を打っておくことも、処世術のひとつとして有効でしょう。

そこで、具体的な対策についてご紹介していきます。

1:自分と同じ立場の人を複数混ぜる

ラウンド中、言葉は悪いですが“パシリ”的にこき使われる現実があるならば、役割を分担できるよう自分と同じような立場の人を複数交えてラウンドに行くのも対策に。

目上の人のなかには、残念ながらも「取引先の若い人は、自分の世話をして当たり前」という感覚の人もいるので、こういったビジネス相手のお世話をひとりでするとなると、ゴルフはちっとも楽しいものにはなりません。

周囲の人に事情を話し「自分ひとりでは相手をしきれない」という現実を知ってもらったうえで、負担を軽くできればベターです。

2:「接待費」「交際費」として自分なりに予算立てする

「お金を払ってまで、気を遣いに行くなんて」という感覚になってしまうと、ビジネスゴルフは途端につまらないものに感じやすいですよね。しかしちょっと視点を変えてみると、ビジネス飲み会もビジネスゴルフと似たような性質があり「お金を払って相手に気を遣うシーン」です。

そこでゴルフにかかるお金を、そういったビジネス相手に使う「接待費」や「交際費」として、飲み会費と同じと割り切ったうえで自分なりに予算立てをすると発想を変えられるきっかけに。「そもそも飲み会同様に、気を使いに行く場なんだ」という認識で行けばビジネスゴルフへの意識が変わり、バカバカしく感じなくなるどころか仕事へのチャンスとして活かそうという気持ちにもなりやすいのではないでしょうか。

3:表面上は「ゴルフはやめた」ことにする

どうしてもビジネスゴルフが自分には合わないと感じるなら、仕事の関係者に対しては一律で「ゴルフはやめた」ということにしてしまうのも方法でしょう。

ただし気をつけなくてはならないのは「こっちの人とは相性がいいのでラウンドは続けるけど、あっちの人とはゴルフしたくないからやめたことにしちゃおう」と、相手によってスタンスを変えてしまうと、どこかでその話が相手の耳に入り、後になって面倒になりやすいのでご注意を。

「ラウンドは完全にプライベートの仲間とだけ」と割り切り、ビジネスゴルフはすべて断るのが一番スマートです。

「せっかくゴルフをするならば、楽しい時間にしたい」と考えるのは決して悪いことではありません。ビジネスゴルフにはどうしても向かない人もいるので「自分には無理」と感じるのであれば、無理をし続けないことも大切です。

「ゴルフは好きだけど、仕事の延長ラウンドはイヤだ」とストレスを抱いているならば、まずは自分でできることから取り組んでみて、自分を守っていってくださいね。

並木まき

並木まき/元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。

おすすめの関連記事