褒め言葉のつもりが…年上女性ゴルファーをモヤつかせる「余計なフレーズ」

年上の同性とのラウンドでは、社交辞令を交えながら円滑なコミュニケーションを心がけようとしている女性ゴルファーも少なくありませんよね。失礼が許されない間柄の年上女性には、気を使って褒め言葉を口にしている人も多いでしょう。

しかし「よかれ」と思って発したフレーズが、かえって気に触る言葉になってしまっていたら、人間関係にヒビが入る原因にもなりかねません。

メンタル心理カウンセラーの並木まきが、褒め言葉のつもりが、年上女性をモヤつかせがちな“余計な”フレーズをお話します。

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1:「十分に」

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年上女性から「△△ちゃん、今日もかわいい!ウエアも似合ってるね」「ゴルフ、上手だね」などと褒められたシーンでは、相手にも「褒め返し」をする女性は多いですよね。

そんなシーンで、うっかり「○○さんも、十分キレイですよ〜」「○○さんも、十分に上手だと思います!」と返してしまうのは、褒めていそうで、モヤつかせる発端に。

「十分に」と余計な言葉がひとつ入ってしまうだけで、「そこまでではないけれど、ほどほどには」といったニュアンスを想像させ、ちょっと上から目線で褒めているような印象を与えやすいのです。

【ならば、どう言うのが正解?】

褒め言葉は、シンプルなほうが、無用なモヤモヤを避けやすく、この場合は「○○さんのほうがおキレイです!」などと、自分を謙遜しながら相手を褒めたほうが確実です。

2:「意外と」

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女性同士だと、体型にまつわる褒め言葉を口にしあうシーンも日常的です。ゴルフウエアはミニスカートも多いので、脚の細さなどが話題になることも珍しくありません。

そして、そんな場面では、年上の女性に対して「○○さんって、意外と細いですよね」と、相手のスレンダーな体型を褒める女性も少なくないですよね。

ところが、ここにも褒め言葉の落とし穴があって「意外と」のひと言が入ってしまうだけで、「今までそう思っていなかったけれど、よくよく見てみると」といったニュアンスが含まれてしまい、単純な褒め言葉としては受け取ってもらえなくなりやすいのです。

【ならば、どう言うのが正解?】

「○○さん、どうやって体型維持なさっているんですか?見習いたいです」など、ここでも、相手が年上の女性である場合には、自分を謙遜して相手を褒めるのがベターです。

年上女性に「失礼な後輩」などと思われてしまうと、同性同士だけに、心の壁が生まれやすいのも現実でしょう。余計なひと言を加えてしまったがばかりに、せっかくの褒め言葉が逆効果になってしまうのは残念すぎます。相手の立場に立ち、相手が目上であることを忘れずに褒めることが、円滑な人間関係をキープするコツと言えるでしょう。

並木まき/元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。