予約殺到のレッスンプロ・木原睦美が教える100切り女子への道③ トラブルショット編1

毎週150人以上の生徒にレッスンをしているという木原睦美プロが教える100切り女子への道。今回からトラブルショット編に入ります。木が目の前にあるときや傾斜でいつもどおりに打つと、大叩きになることがあるので、対処法を頭の中に入れておきましょう。まずは目の前に木の枝が迫り出しているときの打ち方です。

木の枝よりも低い球を打つために、ロフトを立てて構えよう

グリーンまで距離があるにもかかわらず、目の前に木の枝が迫り出している状況です。サンドウェッジのようにロフトの大きいクラブでうまく打てば、木の枝を越えるかもしれませんが、それでは距離を稼げません。この場合、有効なのは枝の下を低い球で通すことです。7番アイアンのロフトを立てて打てば、ボールを低く打ち出しつつ、飛距離も稼げます。

ボールを高く打つことは意外と難しい。それならば、ロフトを立てて低いボールを打つほうが、ミスをする確率も低くなる。ボールと木の距離が近いほど低い球を選択しよう

ボールをスタンスの中央に置いた状態からロフトを立てると、両手が左足よりも目標側にはみ出てしまうのでクラブを振りにくくなる。ロフトを立てたら、右足小指の前ぐらいにボールをセットすると、両手は体の真ん中にくる

いつもと同じようにフルスイングすると、せっかくロフトを立てて構えていても、インパクトでそのロフトが大きくなったりします。アドレスでつくったロフトをキープするためにも、コンパクトな振り幅を心がけましょう。それでは飛距離を稼げないと思うかもしれませんが、ロフトを立てている分強い球が出るので、振り幅が小さくなっても7番アイアンの飛距離は出ます。

バックスイングでは両手が右腰よりも少し上にくるぐらいまで上げるイメージ。ただし、手でクラブを上げるのではなく、体を回転することで上げよう

フォロースルーでは両手が左腰の高さぐらいにきたところでスイングを止めるイメージ。いつものフィニッシュまで振り切る必要はない

低い球を打つ場合、絶対に避けたいのは、ボールを上げようとする動きです。その気持ちが少しでもあると、ダウンスイングで左肩が上がり、ボールの手前にヘッドを下ろしてしまうからです。ダフってしまうと、もう一度木の手前から打たなければいけないので気をつけましょう。

ダウンスイングで左肩が上がると、ボールの手前をダフってしまう

アドレスでつくった前傾姿勢を崩さずにクラブを振り抜こう。インパクト後も顔を上げないほうが、アドレスでのロフトをキープしたまま打てる

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